2014/09/23

東京都都市計画道路網図の中の桜坂

Sakurazaka いつも拝見している川俣晶さんの「川俣晶の縁側」というサイト。そこで以前私も紹介した都道補助128号線の事について書いた記事の中に,「東京都市計画道路網図」というのが出てきました。
 この「東京都市計画道路網図」というのはとても興味深い地図です。1926年,昭和元年頃の地図で,当時の東京の計画道路が記載されているものです。
 この地図では,中原街道が今の丸子橋ではなく,昔の丸子の渡しルートと同じ,桜坂経由になっています。福山雅治が歌ったあの「桜坂」です。私もここを訪れ,紹介した事があります
 計画通り中原街道が桜坂経由になっていたら,福山雅治が歌にしようと思う現在の風情は無かったでしょうね。

(写真は,アマゾン書店より拝借した「桜坂」のジャケット。)

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2014/09/22

へえ,こんなのあったんだ「メガソーセージエッグマフィン」

Mega_mafin

 マックの「メガソーセージエッグマフィン」です。
 何がメガなのかというと,ソーセージが2枚はいっているところですね。ソーセージ好きの私としては,ありがたいメニューです。でも,ちょっとしょっぱいのが玉にきず。
 例の中国食品工場の鶏肉事件もあって,大分売り上げが減っているマックですが,イギリス人の知り合いが,「魚は新鮮でなければ危ないけれど,肉は腐りかけが一番ウマいというのが,ヨーロッパの常識だ」と言っていたのもあって,相変わらずマックを利用している私です。
 まあそもそも,イギリス人の味覚を当てにするのもなんですが・・・。
 それに,ソーセージエッグマフィンは鶏肉を使っていない。でもそれがあまり慰めにならないところが,今のイメージですね。

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2014/09/21

芦辺 拓の「時の密室」

Toki

 弁護士森江春策が大阪淀川をめぐる水上バスに乗っているところから話が始まります。ただ観光で乗っているわけではなく,何か身代金的なものを持って,犯人と接触するところらしい。ところが,そのシーンが再び出てくるのは本の半ば以降。森江が持っているのはエッシャーの版画だと知れるのも半ば以降です。
 上述のプロローグに続いてお話はガラッと変わり,森江春策が当番弁護士として絞殺事件容疑者の弁護を引き受けるところに移ります。わずかに付近の家の庭園灯に照らされた夜道,高利貸の男が絞殺される事件。この男に恨みを持つ容疑者の弁護をひきうけたのです。容疑者の男は,前を行く被害者が透明人間相手に争っているかのごとく見えたと語り,一方道路沿いの家の二階に居た受験生は茶色の服を着た男に絞殺されているところを見たと語る。結局のところ,そのどちらも誤っていなかったという不思議な事件です。
 そんな事件の真相が明らかにされる前に,またお話はガラッと変わって明治時代,大阪にあった外人居留地の住人が殺される事件に移ります。絞殺事件の捜査の過程で,春策があるタウン誌に載った記事で出会ったのがこの明治時代の殺人事件です。
 図らずもこの事件の目撃者になったゲオルギ・アルノルド・エッセル。明治政府の招請によって来日していた実在のオランダ人土木技師です。エッセルのスペルはEscher。英語読みではエッシャーですね。あの不思議な版画を残した著名な画家エッシャーの父親です。そのエッセルが拉致された挙句に目隠しをされて連れ込まれた洋間で遭遇した惨殺死体。やがて気を失ったエッセルは,居留地にある被害者宅の火事場から助け出されるが,火事場には被害者の姿はなかった。エッセルが拉致された時,目隠しのまま馬車に乗せられ連れてこられた感覚的に認識していた場所は被害者宅ではありえず,彼が見た死体と洋間はどこにあったのかわからないという謎。
 続いて昭和70年代の全共闘時代,絞殺被害者の関わる安治川河底トンネルでの刺殺事件。被害者の仲間だった前述の路上絞殺事件被害者を含む3人の人物。発見者がトンネルを通っているときに発見した死体。関係者である3人は発見者の後方に居て,発見者の前に死体があり,容疑者3人は発見者をトンネルで追い越すことができないという事件。
 そしてやっとプロローグに戻って,エッシャーの版画をめぐる脅迫事件。図らずも版画を運ぶ役目を担った春策。水上バスという密室で,犯人はどのように春策に近づきエッシャーの版画を奪うのか?
 以上のように,この作品はいくつかの謎物語から構成され,それが他の事件の解決のヒントになったりつながりを持ったりしており,またこれらの事件それぞれが謎に満ちて興味深く,それぞれに解答があって満足できます。
 後半には一つの殺人事件の犯人の名前が明かされ,そこで犯人は判ってしまったと思うのですが,それがまたトリックになっていました。早々と犯人が分かってしまったとがっかりするなかれ。
 この作品,傑作と言っていいかどうか分かりませんが,かなり面白い作品でした。

 推理小説というのにも様々なタイプがあり,読み手の好みも様々で,推理小説の感想・批評は人それぞれで,ある人がつまらないと言った作品が別の人には面白かったり,その反対だったり,これほど他人の批評が当てにならないものはありません。
 私はとにかく読んでいる間の謎が面白ければ満足で,多少文章に問題があっても,テーマが社会派的であっても,解決が多少つまらなくても,読んでいるときにぞくぞくする謎があって,それが結局スッキリ解決しさえすれば,もうそれは満足すべき推理小説なのです。この作品は文章に問題があるわけでも解決がつまらないわけでもありませんが,たくさんの謎でぞくぞくする推理小説であり,私にとってかなり面白い作品でした。

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2014/09/20

カフェラテのハート型

Atb_heart

Ex_heart スターバックスで,カフェラテを頼んだら,ハート型になっていました。
 エクセルシオールカフェでは結構見かけるハート型ですが,スタバでハート型だったのは初めてでした。
 店員さん,エクセルシオールに居た人なのかな? www。

(一番上はスタバのハート型。下は最近のエクセルシオールのハート型。)

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2014/09/19

南武線津田山の第一セメント専用線

Tsuda1Tsuda12Tsuda2Tsuda3Tsuda4Tsuda5Tsuda7Tsuda8 JR南武線で,溝の口から一つ立川寄りの駅が津田山駅です。
 この駅には,2本の貨物専用線が存在していました。一つは日本ヒューム管専用線,もう一つは第一セメント専用線です。
 日本ヒューム管は,南武線のすぐ南側に工場があり,南武線本線に沿って専用線が伸びていた様です。そもそも津田山駅は,最初は一般乗客の為の駅でもなく,日本ヒューム管の従業員用に儲けられた停留所で,その後日本ヒューム管前という一般の駅になりました。JRにしては珍しい固有名詞駅名だと思うのですが,南武線は国鉄に買収される前は南武鉄道という私鉄でしたから,こんな名前がついたのでしょう。一般の駅になってから一年後に国鉄に買収され,津田山という駅名に変更されています。しかしこの津田山という名前も,現在の津田山駅北側の丘を宅地開発した玉川電気鉄道社長の名前,津田興二に由来しています。玉川電気鉄道は渋谷−溝の口間を営業していた玉電,現在の東急田園都市線の前身です。東京横浜電鉄に買収され,東急玉川線になり,現在は東急田園都市線という訳ですね。単車や重連の小さな路面電車だったのが,現在では10連の電車が走り,日本屈指の混雑度を記録しています。
 日本ヒューム管という会社は,日本ヒュームという社名で現存していますが,津田山の川崎工場は移転し,その跡地は現在では,下作延小学校,イオンのスーパーマーケット,スノーバという人工スキー場,川崎市子ども夢パークになっています。
 もう一本の貨物専用線は第一セメント専用線です。セメント会社が南武線南西側の崖からセメントに混ぜるための粘土を採掘して南武線で浜川崎の工場まで輸送していた様です。
 その線路は南武線から分岐し,日本ヒューム管工場の西側を通って南西の崖の方に伸びていました。
 とりあえず昔の地図を示します。左側の南武線本線から左側に分岐しているのが専用線です。
 現地へ行って,この貨物専用線の現在を探訪してみましょう。
 3番目の写真が最寄り駅,JR南武線津田山駅です。浜川崎支線を除けば,南武線で一番乗降客が少ない駅らしいですね。それでも彼岸には,駅の南西に広がる川崎市立緑が丘霊園への参拝客でにぎわうとか。
 この駅前の踏切から立川方を向いて撮ったのが4番目の写真です。直近のMaxValueというイオンのスーパー,その向うにスノーバ人工スキー場,見えませんが川崎市子ども夢パークが並んでいます。写真はありませんが,反対の川崎方を見ると,下作延小学校があります。これらが日本ヒューム管工場だった部分ですね。
 南武線線路を離れて,これら旧ヒューム管工場の南側を回っていき,夢パークをすぎてしばらく行くと,左へ入る霊園に通じる道があります。何の変哲も無い5番目の写真の道路が,専用線跡らしいのです。
 この道を進んで行くと,そのまま霊園に入ってしまいます。6番目の写真はもう霊園の中に入っていますが,この道の右端辺りに線路があった様です。
 そして7番目の写真の道路左側の墓地区画の中央あたりが貨物専用線の終点だったらしいですね。はじめの地図や航空写真を見ると,専用線は終点辺りで分岐があったようで,その北側の長い方の線路の終端です。
 この辺り,なにしろ霊園として造成されていますから,線路の遺構は全くありません。線路とは関係なく区画が造成されています。5番目の写真の道路の突き当たり,霊園に入る手前に少し急な短い坂道があり,線路跡としてはちょっと変な地形です。多分霊園はそれなりに土を盛っているのではないかと思います。そうだとすると,線路跡は土の下というわけですね。
 7番目の写真の辺りから見回すと,前方は崖になっていて,ゆるく崖で囲まれた地形である事が分かります。ここら辺で粘土を掘っていたんでしょうね。
 さて津田山駅の方に戻ってきて,線路際の路地から分岐点付近のカーブを望んでいるのが8番目の写真です。ここの痕跡も全くない様ですね。写真の左側は,MaxValueの建物です。
 現在は霊園となっているこの専用線ですが,この霊園には親戚の方が眠っており,小学生の頃一度だけおまいりに来た事があります。そんなわけで,ちょっと因縁を感じる専用線でしたwww。

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2014/09/18

青崎有吾の短編集「風ヶ丘五十円玉祭りの謎」

50en

 先日から「体育館の殺人」「水族館の殺人」を紹介した青崎有吾の短編集が「風ヶ丘五十円玉祭りの謎」です。
 5つの短編と高校生名探偵「裏染天馬」の個人的事情に関係するミステリーでない掌編が収められています。
 全ての作品が裏染天馬を主人公にしているわけではなく,「体育館」で登場した不良っぽい女子高生「針宮理恵子」がメインとなる作品や天馬の妹が探偵役になり,したがって風が丘高校とは違う学校の物語のため天馬が登場しない作品が含まれています。
 どの作品も殺人事件のような重大な事件は起こらず,神社の祭りの屋台のいずれもが,50円玉でおつりを出すのはなぜ?とか,ブラスバンド部のたった一人男子部員がいつも買い物に出され,帰ってきてもなかなか部室に入れてもらえないのはいじめなのか?とか,すぐ部屋の外で花瓶が割れたのに音がしなかったのはなぜか?など,小さいがちょっと不思議な事件が扱われています。
 それぞれ短編らしい小さな謎があり,なかなか興味深い短編集になっています。まあこういう作品は,好き不好きがありそうで,万人向きとはいえないかもしれません。

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2014/09/17

味覇味のポテトチップス

Weipa  鶏骨,豚骨,野菜エキスとスパイスを配合した万能調味料,味覇(ウェイパァー)。その味覇味(変な字面だな)のポテトチップスができたというので欲しいと思っていて,ある日コンビニに入ったら売っていたので,遅ればせながら買ってきました。
 食べてみると,正に味覇味ですね。特徴的な味覇の風味が確かにします。
 期間限定商品ですが,いつまで販売しているんでしょうか? もう一袋くらい食べたいです。
 でもポテトチップスというのは,色々な味を食べれば食べるほど,結局塩味か海苔塩味に戻ってしまいます。飽きが来ない味です。

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2014/09/16

青崎有吾の「水族館の殺人」

Suizokukan

 「体育館の殺人」に続く青崎有吾の長編本格推理小説,「水族館の殺人」を読みました。
 横浜市内にある,小さいながら地の利によって人気のある水族館が舞台です。そこのイルカショーの登場人物でもあるイルカの飼育員が刺殺されます。しかも,鮫のプールの上に架けられた陸橋で刺殺され,そこから鮫のプールに墜落したために死体の上半身は鮫の餌食となり,それを水族館のお客が水槽越しに見ることになります。つまり殺人が起こった時刻が,多くの人によって特定されるわけです。ところがその時間,館内に居た関係者には,全員アリバイがありました。監視カメラによって,鮫プール上の陸橋を含む従業員エリアへは,外部から人が入ってこなかったことがはっきりしています。そんな状況で,いったいどうやって犯行が行われたのか?・・・というのがメインの謎です。
 おりしも犯行時,前作「体育館の殺人」の舞台となった神奈川県立風が丘高校新聞部がこの水族館を取材していて,さらに前作の警部,刑事がこの事件の担当になったために,前作での手腕を買っている警部に呼び出された風が丘の高校生名探偵が活躍することになります。といっても,このものぐさな名探偵,初めは外へ出るのはイヤだなどといっていたのですが。
 関係者全員にアリバイがあるのならば,この派手な殺人事件の実際の犯行時刻は,水槽越しに目撃された墜落時刻と違うんじゃないのということになります。私は横溝正史の金田一耕介の登場しない有名な長編を思い出し,あれ式の時間差トリックがあったのだよと思いました。
 実際のところ作中の名探偵もそのように考えていることがすぐに明らかとなり,実際の犯行時刻を推理で特定したら,今度は関係者全員にアリバイがなくなってしまいました。全員のアリバイ有りから無しへの一瞬の変化は,なかなか鮮やかです。
 この作品,真犯人が明らかになってみると,被害者に直接関わる動機による犯行ではなかった事が明らかになります。前作「体育館の殺人」でも,裏の犯行動機は被害者とは関係ないもので,ここら辺がこの作者の特徴なのかなと思いました。まあまだ2作しか長編はないので,それが特徴とまでいえるのか,いささか疑問ではありますが。
 作者の特徴と言えば,些細なことから推理を展開して真相にたどり着くという方法の方が特徴的かもしれません。
 この作品,犯人に余り思い入れを抱かず,前作に負けず劣らず面白い本格推理小説でした。

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2014/09/15

青崎有吾の「体育館の殺人」

Taiikukan

 青崎有吾の本格推理小説「体育館の殺人」を読みました。
 神奈川県立風が丘高校の体育館を女子テニス部が使用しているとき,幕が下りていた舞台上で放送部の男子高校生の刺殺死体が発見されます。舞台に続く二つの扉のうち,一つの扉には鍵がかかり,もう一つの扉の外には人が居て,刺殺された時刻にはだれも出入りしていない事が明らかになります。体育館の舞台外のフロアではテニス部メンバーが活動中で,彼らに見られずに体育館フロアから舞台上へ行くことはできません。したがって,この事件は密室状態での刺殺事件という事になります。
 この事件を,学力は学年一番だが,日常生活上はかなり問題ある男子生徒が探偵役となって,テニス部の女子部員や学校内の情報通の新聞部の女子部長と一緒に解いていく・・・という物語です。
 高校が舞台で主要登場人物が高校生なので,ジュブナイル系,ラノベ系のライトミステリーかと思いがちですが,結構しっかりした本格派推理小説です。刺殺犯人の裏に,さらに裏の犯人がいるという構成はなかなかのものです。
 この作品,高校生名探偵のかなり細かい推理が楽しめます。同じ高校生を主人公にした論理的ミステリーとして,「氷菓」のシリーズを思い出しますが,「体育館・・・」のほうは密室殺人事件という分かりやすい謎で,はるかに普通の推理小説になっています。
 著者はまだ20代前半の若い作家ですが,推理小説としては同じ高校生メンバーを起用した「水族館の殺人」と短編集「風ヶ丘五十円玉祭りの謎」が上梓されています。今回の体育館はなかなか面白かったので,次の「水族館」への期待が膨れます。

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2014/09/14

松やのプレミアム牛めし

Gyumeshi_premiam

 牛めしの松屋のプレミアム牛めし(大盛り)です。
 今回の消費増税で,牛丼各社の対応は様々でした。すき家は増税にも関わらず値段を下げて値段勝負。吉野家は味を変えて値段を上げて,品質勝負。その中で,どっちつかずだったのが松屋でした。一応値段を上げましたが,値段を上げるにあたって,吉野家ほどの確たる戦略はなかったようです。
 さて松屋のプレミアム牛めしですが,そもそも現在の松屋には,牛めしと言うとプレミアムしかない状態なので,上位のメニューを出したと言うより,味を改定して実質的に牛めしを値上げしたという状態です。つまり,完全に吉野家の路線と同じ路線をとるということです。
 そのプレミアム牛めしをはじめて食べたのですが,何せ松屋で牛めしを食べたのはほぼ初めてなので,前の牛めしと味が違っているのかどうかわかりません。松屋では,たいていの場合,豚めしか牛や豚の焼肉定食を食べるのが常でした。世間的な評判として,あまり味に変わりはないという意見もあるようですが,まあとりあえずおいしくいただきました。
 今回,好調な吉野家の路線に乗っかった松屋ですが,牛丼の名前を変えずに宣伝で味を変えたことをアピールした吉野家に対して,松屋は名前を変えて前と違うよというアピールをしました。名前を変えなかった吉野家は,なかなかたいしたものだと思います。

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«最初から疑わしい人物が結局真犯人であったというのに,おもしろいミステリー