2014/10/23

綾辻行人の「「AnotherエピソードS」

Anothers

 以前紹介した綾辻行人のAnotherの続編,「AnotherエピソードS」を読みました。
 続編というより,むしろ姉妹編という感じのものです。前回の登場人物で,今回も出てくるのは,前作のメインキャラクター2人,見崎鳴と榊原恒一だけ。しかも恒一は鳴の話を聞くだけの役です。
 今回は,前作の後,夜見山を一週間程離れていた鳴が,恒一にその一週間の出来事を語って聞かせるという話です。しかし本作の語りは,その時鳴が出会ったもうひとりの「サカキ」,賢木晃也という人物によって行なわれます。
 この語りの人物,自身の言によれば実は幽霊で,どうも自宅の2階から1階へ落ちて死んだらしい。それが自殺だったのか事故だったのか,または殺人だったのか,自身でもはっきりしません。この幽霊さん,記憶が曖昧なのです。しかも周囲の人の話から,死んだのは確実だけれども,葬式も埋葬もしていないらしい。自分の死体はどこにあるのか? 自分の死は事故だったのか殺人なのか,それが謎となって話が進みます。鳴の左目はそんな幽霊を見る事ができ,また鳴だけは話をする事もできるようです。
 この作品,前回の様に大量の死が起きるわけでもなく,サスペンスがもりあがるわけでもなく,比較的淡々と話が進み,前述の謎の方もワクワクする程でもないのですが,綾辻行人だからという信用で読んでいくと,最後に謎は別の所にあったのだという事がわかります。最後に謎が明らかになるまでのこの本の大部分は,最後の謎に至る伏線の部分だったわけです。最後の謎が明らかになると,「そう言えばそこに至る部分で思い当たるフシがあったな」という事になるのです。
 本格推理小説ではありませんし,最後に至るまでは多少退屈な所もありますが,最後の謎で全部許してしまうという,そんな作品です。
 基本的に本作は,鳴が夜見山を離れていた1週間の出来事であり,夜見山での出来事ではないので,あの夜見山のシステムとはそれ程関係がありません(とはいえ,賢木の自殺願望は,かつて中学時代の夜見山でのあのシステムで友人達が死んでいった事によっているのですが)。そう言う意味で,前作を知らなくても読めないわけではないと思いますし,前作とは独立した一編だと言えます。すくなくとも最後の謎は,夜見山にもあのシステムにも関係ありません。

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2014/10/22

洋食レストラン「カタヤマ」のステーキ

Katayama_steak

 東京都墨田区東向島の洋食レストラン「カタヤマ」。
 外からウインドを見ると,オムライス,魚やエビやカキなどのフライ類,とんかつやポークソテーやカレーライスなど,いかにも洋食屋だというメニューの蝋細工サンプルが並んでいます。
 しかしこのレストランの売りはステーキ。味はいい部位だが筋が多く,普通はステーキには適さない「らんいち」という牛のモモ肉の一部である部位を,「駄敏丁カット」というカット方法を使って赤身ステーキに仕立てている事で有名な店です。この「駄敏丁カット」という牛肉の処理方法は,何と特許を取っているそうです。
 そのステーキは最小で260g。でも赤身肉の260gなど,ペロリと平らげる事ができました。風味もいいおいしい肉で,特許のカット方法によりひとつも口に当たる堅い部位や変な筋はなく,そういう意味でも安心して食べていられました。
 260gも食べたら腹一杯で満足かと思ったら,食べ終えてももうちょっと食べたいなという感じで,次は310gにしようかなというものでした。

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2014/10/21

東横線日吉駅がにぎわっていると思ったら・・・

Img_4356Img_4357 10月19日日曜日,横浜市の東横線日吉駅を通りかかったら何やら平日のラッシュアワーのような混雑。駅の中で交通整理をしている様な状況でした。
 何が有るんだろうと思ったら,日吉駅東口駅前の慶応大学日吉キャンパスで,三田会というのをやっていました。これは学生の学園祭に対するOBの学園祭で,毎年行われる行事です。
 せっかくだからと,中へ入ってみました。模擬店がいっぱい出ています。でもその模擬店が銀座ハゲ天やつばめグリル,銀座の甘味処若松,峠の釜飯のおぎのや,スジャータがソフトクリームを売っている,サッポロ,キリン,アサヒ,サントリーの各社がビールを売っている,他にも文明堂,ローマイヤ,たいめいけん,長野の小布施堂,林フルーツなど,まるでデパ地下がそのまま模擬店になっているかのよう。なぜか盛岡市や不動産相談,社労士の相談所もできている。屋内では慶応出身女子アナによるトークショー,慶応出身の一青窈のコンサート,トヨタアクアや日産リーフが当たる福引きをやっているという華やかさ。
 学生の文化祭とは一回り違う催しでした。

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2014/10/20

小渕経済産業大臣の辞任問題

Resign 小渕優子経済産業相が関係政治団体の不明朗な収支問題の責任を取って辞任する意向を固め、安倍晋三首相周辺に伝えたという報道がありました。
 小渕氏が関係する政治団体「小渕優子後援会」と「自民党群馬県ふるさと振興支部」が開いた支援者向けの観劇会について,かかった費用の方が支援者が払った費用よりも相当大きかったという事で,これは公職選挙法が禁じる選挙区内の有権者への「寄付」行為にあたるのではないかという事が問題になっているわけです。
 これは有権者への利益供与としていかにも古くさい方法です。若い大臣なのに周りが古すぎる。もう少し年齢を重ねて貫禄がつけば,このような古くさい組織のやり方も自らの意見で変えていけるのでしょうがねえ。私はどちらかというと小渕大臣に同情を感じます。
 今回の事で,周囲の古い勢力が一掃できればいいのですがね。同情するのはべつに美人だからではありませんよ。

(口絵の写真は,ちょっと辞任違いだったかな・・・・・。)

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2014/10/19

梓崎優の「叫びと祈り」

Inori 梓崎優の「叫びと祈り」。5編の短編を収める短編集です。4編のミステリーとそれらを統べる最後の短編という構成。
 4編のミステリーは全て外国が舞台です。砂漠のキャラバンでの殺人事件,スペインの風車での女性の消失,ロシアの修道院の遺体が腐敗しない聖人の謎,アマゾンのエボラ出血熱発生の最中に起きた殺人の謎。
 どれも意外な動機で驚くという作品です。軽い叙述トリックが用いられている作品もあります。
 本格派テイストの作品ですが,早く謎の行方を知りたいという気持ちになるような作品ではありません。しかし異国の奇妙な雰囲気と適度な謎が扱われ,私は面白く読みました。このようなスタイルは,長編では苦手かもしれませんが,短編では十分「あり」です。

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2014/10/18

まだiPhoneソフトのアップデートが続いているの?

A iPhone6が9月19日に発売されてもうすぐ1ヶ月経ちます。発売から1週間ぐらいの間に私の5sソフトも,アップデートの嵐。いっぺんに10個くらいのアップデートが来て面食らいました。iOSが7から8にアップデートされて,各ソフトが8に対応する為のアップデートですね。
 しかしその後も,「あれっ? このソフト,ついこの前アップデートしたばかりじゃないの!」という事もありました。iOSも8から8.1,さらに8.2と,矢継ぎ早に更新され,それにつれてという事なのか,そもそも前のversionに不備があったのか,各ソフトの方もどんどん更新されていったのです。
 そしてそろそろ一ヶ月。それなのにまだアップデートが続いているんですよね。さすがに数は少なくなりましたがアップデートがくる。一般的な通常のアップデートかと思ったら,iOSに対応の不備の修正などという事がありました。
 iPhone6に関しては,知人などは「思いのほかいい」と言っている人が多くいのですが,まだまだ安定的に使えるのは先になるのかなあと思う今日この頃です。
 まあ,わたしは5sですが,iOS8へのアップデートはもうちょっと待とうかなと思います。

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2014/10/17

古い文化財的ビルの保存の仕方

Post 写真は東京丸の内の東京中央郵便局です。
 戦前の優れた近代建築のひとつであった以前の建物の保存という意味で,前面は以前の建物になっています。後方の高層ビル部分は目立たず,東京駅丸の内側の広場のイメージは以前とかわりません。
 以前歌舞伎座が高層ビルになって,それなのに雰囲気が変わらないと言った事がありますが,この郵便局でも同じ効果が出ています。背後の高層ビルが目立たない設計は,ここでもなかなか成功しているようです。

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2014/10/16

ハッピーターンアイス

Happy_turn_ice 一部で評判になっているハッピーターンアイスです。ハッピーターンの魔法の粉が混ぜてあるアイスクリームですね。
 味噌とか醤油とか,塩辛い調味料を混ぜ込んだソフトクリームというのはあります。長野市善光寺の参道仲店で地元の味噌屋さん「すや亀」が売っている味噌ソフトは,結構好きです。そんなこんなで,ハッピーターンの塩味を混ぜ込んだアイスクリームというのも有りだと思います。
 それで食べてみると,確かにおいしいのですが,ちょっと塩味がきつめ,さらに後味にハッピーターンの塩味が残ります。「ハッピーターン」の名前を付けたためか,ちょっとハッピーターンに焦点が当たり過ぎかと思いました。まあ,アイスの塩味は,隠し味より少し多目くらいがいいようで・・・。

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2014/10/15

丸の内のイタリアンレストラン&居酒屋「Boom」でランチステーキ

Boom

 丸の内の線路際,いくつもあるはとバスの停留所を越えて,京葉線が通っている通りに出る前にある丸の内 BOOm Italianoというレストラン。
 先日紹介した映画の博物館,国立フィルムセンターのある京橋方面に歩いていく途中,偶然見かけたイタリアンレストラン&居酒屋です。ランチステーキ700円という表示に誘われて,ここへ入りました。
 まあ700円じゃあ期待しない方がいいかなと思いつつ待っていると,思ったより厚く大きなステーキが出てきました。サラダ添え,ライスかパンが付いてこの値段です。
 食べてみると思いのほか柔らかく,おいしいステーキでした。そのおいしさの半分は,オニオンソースにあります。
 思った以上に本格的でおいしいステーキでした。明らかにファミレスよりも値段が安く,こういう街のレストランのランチというのは,全くあなどれません。

(料理の写真が無くて恐縮です。何しろ期待していなかったので,口にする前は写真を撮ろうとは思いませんでした。写真を撮ろうと思ったときは,皿の上はソースばかりになっていました。せめても,StreetViewの映像で店の外観を紹介します。)

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2014/10/14

イスラム国へ入ろうとした日本人

Isram 日本人の大学生がイスラム国に入ろうとした事件がありましたね。宗教的,政治的な思想も何もない。最大の動機は就活に失敗したからだという。宗教にも政治にも感心がないという感じが日本人的といえるかもしれません。
 中東地域の紛争は,宗教が深く関わっています。世界宗教において,かつて戒律の厳しいというか,制約の厳しいカトリックからプロテスタントへの解放がありました。それが今,若者を中心に戒律のより厳しいイスラムへに魅せられる人が増えているようです。
 自由で形式的な制約のない世界への反動。形式的にしばられる世界への憧れ。
 そんな縛られない世界で,自分の考えを持って行動できない若者。自分の考えでは何をなすべきか考えられない者達。一種の思考停止願望なんでしょうか? ドMかしらとも思ってしまいます。わかりやすい形式的な目標に向かって,命令どうり動かされたい。
 今回イスラム国に参加しようとした大学生の同級生へのインタビューでは,この大学生についてとても頭がいい人だいっていました。世間知らずの頭が理屈をこね,口に出す。見せかけでは一見頭がいいように見える。
 私のもう少し上の世代,学生運動が吹き荒れた時代の人達もそうだったように思います。そういえばオウムもそうだったような気がします。同じ精神を感じます。
 平和ボケ? 自由な時代のならではのあまえ? 自由で形式的は制約の無い時代には,それはそれで生きにくい人たちがいるという事か。

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