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2004/02/19

100ます計算

 100ます計算とは,表の上段と左列に10個ずつ数字を並べて,足したり掛けたり引いたりして100個のますを埋めるドリルの事です。広島県の小学校の校長先生が考案して,発売されたドリルは,100万部を超えるベストセラーになっているそうです。このドリルが,先生たちの間で,賛否両論を引き起こしています。
 反対派の代表意見は,訓練で計算に慣れることはできても,計算の意味や,計算を使う場面を理解することにはつながらないというものです。賛成派は,とにかく計算は速くなるといっています。普段テストの点数が悪く,成績が悪い生徒が,100ます計算で成果を挙げ,先生や級友にほめられる事があるのをメリットにあげる人もいますが,それは副次的なことです。とにかく,計算が速くなり,計算することが苦にならなくなることが重要です。
 私はといえば,別に教師では無いけれど,賛成派です。計算が速くなり,苦にならなくなるのは,大変なメリットです。
 私自身,技術屋のくせに計算が苦手で,おつりのときも,お金が差し出される前に頭の中で計算が終わらない人で,不自由しているのですが,少なくともそんなことはなくなるでしょう。計算が速く,暗算をやりなれていると,理数系の,頭の中でのシミュレーションの時はもちろん,会社でのコスト計算や競争相手とのコスト差など,数値的な頭の中のシミュレーションが苦にならず,また,頭の中で数値的にシミュレーションするくせがついて,社会に出ても有益です。計算機があるだろうと思うかもしれませんが,私の経験では,頭の中でのシミュレーションで考えをまとめるとき,暗算と計算機をたたいての計算では,全く考えをまとめる質が違うように思います。
 本当はそろばんを習うのがいいんだと思います。ウチの娘達にも,そろばんを習わせたかったのですが,近くにそろばん教室がなかったのであきらめました。そろばんを習う代わりの100ます計算,役に立つと思います。
 「計算の意味や,計算を使う場面を理解することにはつながらない」というのは,もっともなように聞こえますが,100ます計算だけやっているわけではないでしょう。100ます計算はスキルの習得手段です。こんなことを言う人は,100ます計算だけで算数の授業をつぶして,計算の意味などを教えないつもりなのでしょうか?ぜんぜん反論になっていないように思います。

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