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2004/08/13

民主主義の危うさ---マスコミのコントロール

 共産主義国では,マスコミが国によってコントロールされていることは周知の事実です。しかし,民主主義国,米国だって,マスコミのコントロールはあります。コントロールしているのは,TV局や新聞社のオーナーだったり編集者だったりしますが,自分の支持する政党に有利な情報しか放送しない,載せないという事が日常行われているということです。
 民主主義国の場合,共産主義国と違って,多少努力すれば,たとえばインターネットで探すとか,両陣営の意見を意識して聞く,たとえば,両陣営の公聴会などに出かけるとかすれば,一次情報に接し,両方の意見を知ることができます。しかし,そんなことをする人は稀で,大多数の国民は,マスコミの伝える意見を自分の意見としてしまいがちです。
 されに悪いことに,民主主義の多数決の原則により,これら大多数の,自分の考えを持たない,マスコミの意見を丸のまま受け入れてしまう人たちの意見が,通ってしまいがちです。ヒットラーだって民主主義の中から出てきたのであり,日本の軍部の独走も,一般国民の支持を得ていたのです。現代にだって,多かれ少なかれ,同じようなマスコミ操作が行われており,同じことが起こりえるのです。
 民主主義というのは,国民に,自分の意見を確立するための努力とインテリジェンスを要求するシステムであり,そうでないと共産主義よりもっと悪い事になります。民主主義でも,マスコミを使って悪意のリーダーの意のままに,世論を動かすことができるのです。
 映画,華氏911の騒動(配給中止とその後の復活)を見て,そんなことを考えました。華氏911の配給中止が,共和党,あるいはブッシュ大統領に利するためのマスコミコントロールを思わせると同時に,華氏911という映画自身が,逆に反共和党,反ブッシュへのコントロールを思わせ,ちょっと複雑なものがあります。ただ,ここまで露骨に反ブッシュを貫けば,華氏911批判の声も高まり,この映画について言えば,その周囲状況と合わせて,案外バランスが取れているのかもしれません。

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