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2004/10/14

BSE対策見直し案

 10月12日,自民党の「動植物検疫及び消費安全に関する小委員会」が行われ,厚生労働省と農水省はそこで,BSE対策の見直し案を示しました。現在行われている全頭検査を緩和して,生後20ヶ月以下の牛を検査対象から除外するという見直し案です。
 ところが,委員会では,全頭検査緩和に反対する意見も多く,結局委員会としての意見がまとまらずに,結論は先送りとなりました。
 生後20ヶ月以下の牛を検査対象から除外するのは,異常プリオンの蓄積が少なくて,検査しても異常がわからないからという事です。でも,検査しても異常がわからないのならば,その肉は売るべきでないのではないですか? 以前も書きましたが,少なくとも,販売するときに,20ヶ月以下の牛肉であること,またはBSE検査を行っていない牛肉であることを明示すべきと思います。
 一方,国の全頭検査緩和に対して,全頭検査を続けるという県もあります。安全と安心は違い,安心のために全頭検査を続けるというのです。これもちょっと変なもんです。検査しても異常がわからないならば,安心も何もありません。20ヶ月以下の牛のBSE感染が,検査しても判定できないのならば,20ヶ月以下の牛肉は「売らない,買わない,食べない」しかありません。20ヶ月以下の牛肉について,しっかり対応しなければ,消費者の不審,そして牛肉の販売不振を生むだけです。
 以上,国産牛の話でしたが,その一方,20ヶ月以下の牛だけでも,早く米国産牛輸入解禁をといっている牛肉消費企業もあります。アメリカ牛は,個々の牛の管理が大雑把で,20ヶ月以下といっても,牛の年齢ははっきり確定できないそうですね。骨や肉の状態で,20ヶ月以下かどうか決めるといいます。ちなみに,日本の牛は,一頭一頭,誕生時から管理され,年齢は一頭一頭確定できるとの事。そんなアメリカ牛が出回って,さて,消費者が受け入れるのでしょうか?目先のことにとらわれて,一歩間違えれば,取り返しのつかない事になりますよ。

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