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2005/03/04

二ヶ領用水の下流部分散策

 先日は,二ヶ領用水の上流部分(円筒分水)を散策しましたが,今度は下流の方を散策しました。
 下の写真は,川崎市のJR南武線,鹿島田駅近くの二ヶ領用水です。ここで,用水は,大師掘と町田堀に分かれます。右側が上流,左側が下流です。右奥の青い四角い構造物は,JR南武線の二ヶ領用水をまたぐ鉄橋です。

kashimada1

 その大師堀は,日本最初の工業用水だという立て札が立っていました。

kashimada3

 写真が小さくてよく見えないと思いますが,立て札の下の方に,「鳥居のところで大師掘と町田堀に分水」と書いてあります。上の写真で,金網が邪魔ですが,その鳥居が見えます。
 両方の堀は,ここから暗渠となります。下の写真は,大師堀が正に地中に落ちていくところです。

kashimada2

 このあと,大師堀の本流は暗渠となるのですが,その暗渠上に,下の写真のような小川を持った遊歩道が作られていて,「大師堀」と書いた案内板が立っています。しかし,この大師堀が実用に供されていた時代には,こんなささやかな流れではなかったんでしょうね。何しろ,工業用水ですから。

nigaryou

 前述のとおり,大師堀は暗渠ですが,暗渠の流れを地図上に川のように示した地図がインターネットで配信されています。msnのホームページ,つまりインターネットエクスプローラーのデフォルトホームページで,「地図」を選択して「鹿島田」駅などで検索すると出てくる地図です。
 さて,鹿島田の二ヶ領用水の近くに,こんなX形をした道路があり,その周りが,碁盤の目のように整備されている住宅地があります。

kashimada

 実際に行ってみると,マンションなどはまったく無く,ほとんどが一個建ての2階屋です。これは,元多摩川の河川敷(多摩川が蛇行して流れていた名残の河川敷)に作られた,付近の工場の従業員のための住宅だそうです。その中央に,このX形の交差点と広場が作られているわけです。かつて,ここに住んでいた従業員が働く工場の工業用水が,二ヶ領用水から取水されていたのでしょうね。

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コメント

二ヶ領用水に魅せられ関わりあって4年の余所者です。
これまで源流(多摩区)から各回テーマを設けて市民学級を開催してきましたが、今年は川崎区に入ります。まずは大師堀からはじめる予定ですが、100年前、50年前、と今、今後を考えて行きたいと思っています。関連の情報を交換したいものです。

投稿: t-saka | 2006/01/28 12:49

 t-sakaさん,コメントありがとうございました。ホームページも拝見しました。
 二ヶ領用水については,多くの方がインターネットで情報を配信されているようで,円筒分水があったり,比較的よく整備されていたり,散歩コースとして岸を歩くにはもってこいの用水です。

投稿: Alice堂 | 2006/01/28 16:24

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