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2006/09/13

冷凍精子認知訴訟

 凍結保存していた夫の精子による体外受精で出産した男児について,夫の子として認知できるかどうかが争われた訴訟の判決が,最近最高裁でありました。女性の夫は白血病だったため,放射線治療で無精子症になる恐れがあって精子を保存した後,1999年に死亡しました。
 「立法がない以上,死後生殖による父子には,法律上の親子関係の形成は認められない」という判決です。つまり,法律がないのでとりあえず体外受精児には父子関係がないとしましょうということです。
 しかし,実際にそのような子供が生きているのですから,早く何とかする必要があります。この判決を聞いて,なんだかお手軽な判決だと思ってしまいましたが,しかし,立法機関でない裁判所としては致し方ないんでしょうね。科学や技術の進歩が法律の進歩を上回っているんですね。そのような事は,インターネットがらみでよく起こりますが,生命科学の分野でも起こるのですね。法律が追いつかないばかりではなく,倫理も追いつかないと思うこともよくあります。

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