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2006/10/27

総務省のNHKへの命令放送

 今年の3月,総務省がNHKに対して,短波ラジオ国際放送で拉致問題を重点的に扱うよう口頭で要請していたことが分かりました。一方,拉致問題を短波ラジオ国際放送で重点的に扱うよう命令を出すため,総務省は11月8日の電波監理審議会に諮問することを決めたとのことです。
 実際,放送法では,NHKの短波ラジオ国際放送には国費が投入されているために,総務大臣が放送事項を指定する「命令放送」ができることが定められているそうです。いってみれば金を出してCMを放送してもらう権利があるというようなもんなんでしょう。民間TVに政府や行政や政党がCMを出すことはありますが,それを放送するかどうかはTV局の判断に任されているわけで,今回のNHKに対するような「命令」ではありません。
 拉致問題の重点的な放送という内容の点では賛同できるものの,政府の報道機関への「命令放送」というのは,なにやら「きな臭い」臭いがします。
 テレビ東京の社長が「民放とNHKとでは法律の規定が違うとはいえ,報道や表現の自由はきちっと守っていきたい」と話し,TBS社長も「一般的な大枠を示す命令は理解できるが,個別は言論の自由への介入だ」と語ったのはもっともだと思います。

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