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2008/03/26

城平 京「名探偵に薔薇を」

 惜しくも受賞は逃したものの,鮎川賞の候補として最後まで残った作品。中編2作からなるが,2番目の事件は,1番目の事件があって初めて起こりえたといえる事件です。
 1編目は,小人地獄という毒薬をめぐって起こった見立て殺人事件。2編目はその毒薬が使われた事件。少量なら全く痕跡を残さない毒薬を,何故大量に使用してわざと痕跡を残すような事を行ったのか,また,少量なら全く無味無臭,しかし大量に用いると余りの苦さに吐き出してしまい,死に至らないという毒薬を何故大量に使用したのかという謎が扱われます。
 謎は申し分ないのですが,事件を解決する名探偵に屈託がありすぎて,もう一つ楽しくありません。まあ,楽しい作品を意図して書かれたわけではないので,そんな事を言っても作者は困惑するばかりでしょうが,そういう作品です。

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