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2008/06/14

秋葉原無差別殺傷事件の身勝手な犯人

 6月8日に起こった秋葉原の無差別殺傷事件。逮捕後の犯人の供述がわかってくるにつけ,何と身勝手な人なんだろうと思います。今回の犯行動機を,職場に,両親に,ブログの書き込みに,社会になすり付け,今回の犯行はこれらのせいだと自分を正当化しようとする。なるほど,これでは社会に受け入れられないだろうなと思います。
 さらに,最近の若い立場が不安定な労働者やフリーターやニートなどの社会的閉塞感の持ち主とアキバ系文化の支持者がつながり,今回のような事件がまず秋葉原で起こったという事になんだか納得してしまうのが悲しいです。
 言いにくいことで,誰も言いませんが,犯人の両親の責任は大きいと思います。私も娘の父として,痛切にそう思います。これまで,犯人の気持ちに気付いていなかったんでしょうか?どのように息子を見守ってきたのでしょうか? 自分の気持ちを他人に相談できなかった犯人。親にさえ相談できなかった,そんな親子関係であっただけでも親には責任があります(私も親として自責を含めてそう思います)。
 社会的閉塞感の元凶の一つに「格差社会化」の進展があるように思います。このままだと,「格差社会化」はどんどん進んでいくと思いますが,そこから来る閉塞感というのも今後どんどん進んでいくのか,あるいは現在は過渡期であって,やがて「あきらめ」を伴って飽和してどこかに落ち着いていくのか,私にはわかりません。
 このような事件は昔にもなかったわけではありません。横溝正史の「八つ墓村」の冒頭に描かれた津山30人殺傷事件は,直接の原因が女性関係にあったとはいえ,22歳だった犯人の社会的な疎外感がその背景にあったといわれています。今回の事件は,その現代版といえない事もなく,昔は稀にしか起こらないタイプの事件であったのに,現在ではいつでも起こりうる事件だと感じられるのが恐ろしいです。
 昔と違い,ネットの存在がこのような犯行を抑止できなくしているという事は,確かにありえると思います。もしネットが無かったら,あのような長期間,自分の気持ちをネットに書き込む事もなく,他人に肉声で伝えるしかなく,あるいは誰かに肉声で伝えていて,それが抑止力になるということもあったかもしれません。実際今回の犯人は同僚などにその気持ちの一端を話しているようですが,もしネットがなかったら,もう少し他人にその気持ちをネットではなく他人に話していたかもしれません。それにこのようなサイトでは,自分の不幸自慢になりやすく,どんどんそのような中にはまって不幸だと思う気持ちが深化してしまうということもあるかもしれません。だからといって,一部の者のためにネットがなくなっていいというものではありませんが。

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コメント

許せない、ボクはこの犯人を許したくない。何も罪もない人を7人を殺した理由がわかりません

投稿: ルーアン | 2009/08/09 16:01

 この犯人は,大人になっていないと思います。大人になっていないのは,何より自分の責任ですが,親の責任も大きいと思っています。

投稿: Alice堂 | 2009/08/09 16:46

加藤智大容疑者に秋葉原無差別殺傷事件(秋葉原通り魔事件)の遺族に償いしてから、亡くなった7名と負傷者10名の人とアキバ中央通り(歩行者天国)「ホコ天」を還して下さい

投稿: ルーアン | 2009/12/27 15:21

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