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2013/01/21

柄刀一の短編集「殺意は砂糖の右側に」

Satougashi

 柄刀一の短編集「殺意は砂糖の右側に」を読みました。天才で天然の青年,天地龍之介が探偵役となるシリーズの一作です。
 本を買うという事で,例によってまず電子ブックを探しましたが,Kindleサイトにはなし。そもそも詳伝社の本はKindleで扱っていないのです。他のサイトには,このシリーズの初期の3作のみが存在していたので,hontoから電子ブックを購入しました。ここから購入した電子書籍は,もちろんKindleで読む事はできませんから,私の環境ではiPhoneかiPod touchで読む事になります。
 さて本書は,小笠原で祖父と共に研究生活を送っていた天地龍之介が,祖父の死去に伴って祖父の友人である後見人に会いに東京へ出てきて,一時的に従兄弟の天地光章のもとへ居候します。ところが,この後見人がフィリッピンで暮らしている事が分かったり,そうかと思ってフィリッピンへ行ってみれば日本に帰っていたりと,なかなか会う事ができません。この短編集は,龍之介と光章が龍之介の後見人に会いに右往左往する間に遭遇した事件を描いています。各短編は比較的短い物ですが,しっかり本格推理しています。その意味で,なかなか好ましい作品集でした。
 ちょっと不満なのは表紙の絵です。龍之介の肖像なのですが,なんだか屈託ありげで,天然で和み系である龍之介の雰囲気がまるで出ていない様に感じます。

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