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2013/04/24

東川篤哉「私の嫌いな探偵」

Tantei

 厚い長編本格探偵小説を続けざまに読んだ後は,口直しに短編集を読みたくなります。
 そんなとき,本屋さんへ行ったら東川篤哉氏の「私の嫌いな探偵」という短編集が平積みされていました。「謎解きはディナーのあとで」の大ヒット以来,東川氏の本はまず平積みという扱いを受ける様です。
 気分的にちょうど短編を読みたいと思っていたという事で手に取ったのですが,Kindleで読むのが何かと便利です。まあ,新刊として発売されたばかりの本がkindle本にはなってないだろうと思いつつKindleStoreを検索したら,何と既にKindle本にで出ていました。紙の本発売と同時にKindleでも発売されるという時代になっていました。・・・・・というわけで,Kindleで読みました。
 表題「私が嫌いな探偵」の「探偵」とは,烏賊川市に住む私立探偵,鵜飼杜夫の事です。誰が嫌いに思っているのかというと,鵜飼探偵事務所が入っているマンションの若い女性大家さんである二宮朱美嬢です。「嫌い」という語が表題に入っているものの,本文中では特に鵜飼探偵を嫌っている風でもないのは,これまでの烏賊川市シリーズと同様です。何しろ鵜飼探偵は自分の興味のある大事件しか引き受けたがらないために,マンションの家賃にも事欠く状態で,家賃の支払いが滞って二宮嬢はやきもきします。そこで鵜飼探偵事務所に入り浸り,浮気調査なども断らない様に見張りつつ鵜飼探偵の面倒を見ている状況です。
 そんな中で持ち込まれた5件の事件。浮気調査もありますが,もちろんただの浮気調査では終わりません。今回は探偵助手の戸村流平君は脇へ追いやられ,二宮嬢が探偵助手として活躍します。本格大長編を続けざまに読んだ後の口直しとしては,正にぴったりの短編集でした。
 烏賊川市シリーズのもう一つの短編集「はやく名探偵になりたい」は,まだKindle本になっていない様ですが,はやくKindle本として出版される事を願ってやみません。

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