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2013/05/21

整然と無表情で座っている人々

Relax 先日から数回にわたって,イギリスダートムーアからやってきた客人を長野に案内した事を書きました。そこで書き漏らした事が,最近気になっています。
 それは,長野駅近くのショッピングビルの中での出来事です。ショッピングセンターの喫茶店に入って昼食のサンドイッチを食べて,喫茶店の外に出てきたとき,ピートさんが「彼らは何をしているのか?」というのです。最初,彼らとは誰の事か分かりませんでした。辺りに特に変わったことが無かったからです。
 しかししばらくして気づきました。喫茶店の前のそれほど広くない広場に椅子が並べられ,そこに老人達が座っていたのです。私にしてみれば,空きスペースを利用したどこにでもある休憩所です。ただ,パイプ椅子が結構な数並べられていて,その全ての椅子が講演会を聞くように整然と前に向かって並べられていたのが少し変わっていた程度です。その椅子の大部分に老人が腰掛けていたのですが,ピートがその光景をなぜいぶかったのか,分かりました。
 老人達は皆前を向き,隣の人とおしゃべりをするでもなく,黙然と座っていたのです。パイプ椅子ではなく,それがもっとリラックスできるような椅子ならば,ピートにも休憩所であることが分かったかもしれません。もしくは,椅子の並べ方が講演会式ではなく,もっとゆったりと,いろいろな方向を向いて並べられていたら,ピートも変に思わなかったかもしれません。または,座っている人がティーンエイジャーで,足を組んだり,スマホを見たり,表情もリラックスしている風であれば変に思わなかったかもしれません。ところが,老人達は何をするでもなく,しっかり前を向いて,真面目な顔をして座っていたのです。
 私にとってはそれほど代わった光景ではなく,初めは目にも入らず通り過ぎようとしたのですが,ピートから尋ねられてあらためて眺めると,その光景はかなり異様であると思えてきました。それ以来,あちこちで同じような光景を見るに付け,イギリス人が異様に思うのももっともだと思うようになり,何だかそんな風景が異様に思えるようになってしまいました。
 日本のこういうところを,外国人は不思議な国だと思うんでしょうね。まあ,そう思われて悪いという訳ではないですが・・・・・。

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