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2014/03/02

アンネの日記損壊事件

Anne_2

 このところ報道をにぎわしている「アンネの日記」損壊事件。
 いったいどんな人が,どんな理由で犯行を行っているのか,ちょっと興味深いです。
 今の日本で,「アンネの日記」を損壊するという事の「TPO狂いまくり感というか,そぐわなさというか,場違い感というか,トンチンカン感」というのはなかなかのものです。最近の名古屋の車暴走事件とか,過去の秋葉原事件のような,本来自分自身を反省すべきところを,八つ当たりが高じて犯行に及ぶというような事件とはまた違った,実に執拗な,薄ら笑いを浮かべながら人の目を避けて犯行に及んでるという,不気味さと潔よさとは全く正反対の「潔なさ」(そんな言葉があるのか?)を感じます。
 何らかの思想的な背景があるのか? 反ユダヤというと,親ナチなどを思い浮かべ,いわゆる右翼的な行動かとも思うのですが,一方,右翼的な思想から生まれた日猶同祖論(ユダヤ教と神道との類似性などから,日本人とユダヤ人は共通の先祖を持つ兄弟民族であると論じる説)などというトンデモ理論もあり,右翼が日本で反ユダヤを詠うというトンチンカンさを感じます。(まあ単に犯人に知識が無いだけの話かもしれませんが・・・・・。)
 ナチス時代の迫害に対して,人間としてどのように向き合っていったかを書いた本を棄損する。人間的な事より思想的な事に頭が向く,人間的な事が苦手な人なのかもしれません。昨日の記事にも「対人スキルの低い人」というフレーズが出てきましたが,そんな人なのかもしれません。
 警視庁は,優秀は第一線捜査官を投入するという意味で,殺人などの重要事件を担当する捜査一課の捜査官をを投入して捜査しています。反ユダヤ,親ナチ的な犯罪という事から,犯人は外国人かもしれないとも思ったのですが,ヨーロッパ系の人,アラブ系の人ならば,図書館で怪しい行為を行っていなくてもかなり目立つと思います。一体どんな犯人が捕まるのでしょうか?
 さいわいにして,この事件で「アンネの日記」が話題となり,もう一度読んでみようという人も多いようで,「アンネの日記」がよく売れている様です。また被害に遭った図書館に対して「アンネの日記」の一般市民からの寄付も増えているようで,犯人の意図とはおそらく真逆の方向に日本の世の中が進んでいます。この事件の為に関心が増した為か,ナチによるホロコーストとそれを生き延びた人々のテレビ番組まで放送されました。そんな様子を見ていると,日本の一般社会の健全性を改めて感じます。

(上の写真は,切り取り様が無い電子書籍Kindle版アンネの日記。犯人さん,アマゾンKindle storeにハッキング攻撃を仕掛けますかね?)

−−−<追 伸>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 その後犯人が逮捕されました。
 捕まってみれば,政治的・思想的な背景は無かった様です。
 犯人の精神鑑定がおこなわれるようですね。
 ”今の日本で,「アンネの日記」を損壊するという事の「TPO狂いまくり感というか,そぐわなさというか,場違い感というか,トンチンカン感」”を感じるはずだ。

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