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2014/10/13

次世代の車~EVかFCVか

Ev 電気自動車(EV),燃料電池者(FCV)などは,次世代の車と言われています。現在は未だハイブリッド車(HV)の天下ですが,HV車にしてもほとんどEVと変わらない,航続距離を伸ばすための副次的なエンジンとしてガソリンエンジンを積んでいるというコンセプトのHV車も出てきました。
 HVの次はと言えば,前述のEV車とFCV車ということになるのでしょうが,このどちらが主流になるのかは,今のところ分かりません。どちらもテレビでCMが流されています。まあ現在,どちらが主流になるのかわからないために,企業もどちらか一方に大きな投資はできない状態ではないかと思います。
 どちらも結局電気でモーターを回し,車を走らせる方式ですが,水素から車の中で電気を作るFCVに対して,電池に蓄えた電気を使用するEVの取り扱いやすさは特筆すべきです。
 以前TOKIOのメンバーが電気自動車で日本一周するテレビ番組が放送されていましたが,山の中で電気が無くなったとき,一軒家を見つけて電源を借りるという事がありました。いざというときにそういう事ができるのが電気自動車です(電圧やコンセントの形の問題はありますが)。また,私の電動歯ブラシは,無接触で,電磁誘導で蓄電池に電気をためる仕組みですが,高速道路や一般車道にそんな装置を埋め込んで,走りながら車に電気を貯める事ができるのではないかと思います。その昔トロリーバスというのがあって(今も富山の山中には存在していますが),道路の上に張った架線から電気の供給を受けてバスが走るという仕組みでした。その為に,法律的にはレールのない電車という扱いを受けて,正式には無軌条電車という物だったのですが,それの進化したものといえるでしょう。
 現在のガソリンやFCVの水素は,電気に比べてはるかに扱いにくいものです。だからガソリンスタンドのような特別な施設が必要になり,それが商売になるわけです。そんな商売をしている人は,次世代であっても同じように特別の施設を運営することで商売したいでしょう。そういう意味で,石油会社がFCVを推すのはよく分かります。テレビCMでも,EVの宣伝は自動車会社が行い,FCVの宣伝は主に石油会社が行っています。
 しかしながら,上述のように電気の扱いやすさは,FCVを駆逐してしまうのではないかと思っていますし,一般消費者にしてみればやはりEV推しになってしまいます。これからの社会的なコストも,水素ステーションを整備しなくてはならないFCVに比べて,EVの方がはるかに安いと思います。ただ就労人口は,特別のステーションが必要なFCVの方が多いでしょう。
 EVの発達した世の中では石油が要らなくなる世界なのかというと,そういうわけではありません。車用のガソリンが要らなくなった分の石油は,はるかに効率がよい火力発電に使い,車に供給される電気をまかなう事になるでしょう。それに,ガソリンは石油から作るしかないですが,電気は,水からでも,風からでも,太陽光からでも,ウラニウムからでも作る事ができます。その多様性は,リスク分散になるでしょう。

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