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2016/12/06

荒川の瀬替え

 以前,利根川の東遷についてこのブログに書いた事があります
 家康が江戸に入場したときには,江戸湾,現在の東京湾に注いでいた利根川を,長い年月をかけて大土木工事を行い,銚子から太平洋へ注ぐように付け替えた事,それが利根川東遷です。
 さて最近,なにかにつけて埼玉県の比企丘陵周辺を訪れていますが,そこで気になるのは利根川ならぬ荒川です。
 東京から比企丘陵周辺,特に吉見町辺りへ行くとき,例えば渋谷からだと東武東上線に乗り入れる電車で乗り換えなしに坂戸や東松山に行く事ができます。坂戸駅前にはタイムズカーシェアのステーションがあって,車に乗って比企丘陵のドライブを楽しむこともできます。
 同様に,渋谷からJR線で湘南新宿ラインに乗ると,乗り換えなしに鴻巣や吹上に行く事ができます。鴻巣や吹上から荒川を渡れば,そこはもう吉見町です。鴻巣や北鴻巣には,カーシェアのステーションがあり,ここで車を借りる事ができます。車を借りなくても,鴻巣駅と東松山駅を結ぶバス便があり,吉見百穴や大沼などへ行く事もできますし,吹上駅や北本駅からは,吉見町のコミュニティーバス便もあります。
 このJR各駅から比企丘陵へ行くには,どうしても荒川を渡る必要があります。荒川にかかる県道27号線の御成橋には「川幅日本一」のポールが立っていて,河川敷を含めて川幅2.5kmを跨ぎます。御成橋にかぎらず,ここら辺で荒川を渡る道路は広い川幅を跨いでいて,そこを通るとなかなかせいせいとして気分がいいです。
 そんな荒川にも,江戸時代,人工的に河道を付け替えた歴史があります。家康が江戸の移封されたと当時,甲武信ヶ岳に源を発する荒川は熊谷付近で利根川と合流して,江戸湾に注いでいました。
 その後,利根川東遷事業の開始と同じ頃,熊谷の久下で川筋を閉め切り,和田吉野川に入る様に替えられ,そのころ江戸湾に注いでいた入間川を通って江戸湾に注ぐ様になりました。
 これが荒川の瀬替えです。江戸幕府による関東平野を流れる川の再編成は,利根川だけではなく,荒川にも施されていたわけです。
 利根川の流路が付け替えられ,付け替えられる前の流路である古利根川が現存する様に,荒川の付け替えられる前の河道も古荒川とか元荒川とか呼ばれて現存しています。
 しかし江戸時代の土木工事も大したものですね。荒川の瀬替えの様子を地図で示した図を下に掲載します。国交省関東地方整備局荒川上流河川事務所のホームページから拝借しました。画像をクリックすると拡大します。

Arakawa_segae_2

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