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2017/04/14

ブロックチェーンへの過度の期待

Block_chain ネット上に,「ブロックチェーンが2020年までに「破壊」する可能性がある5つの分野」という記事がありました
 「ブロックチェーンの真の価値は、仲介者の存在を陳腐化するというところにある。互いに相手を知らない当事者間の「信頼」を得ることで利益を得る第三者の存在をなくすのだ。」から始まる記事です。
 でも本当でしょうかね。
 信用できない中国社会で,信用の担保で成功したアリババ。ブロックチェーンを利用しても,アリババの存在が不要になるとは思えません。お互いに相手が信用できないのだから。
 通信販売で,買い手は売り手を信用できず,まともな商品を送ってくるのか心配。売り手は買い手を信用でず,商品を送ってもお金を送ってくるのか心配。アリババが間に立って,アリババが買い手から金を受け取り,まともな商品を送ってきたと買い手から連絡があってからその金を売り手に渡す。買い手も売り手もアリババさえ信用できれば売買が成り立つ。
 この商売で,ブロックチェーンがアリババの代わりになるとは思えません。
 不動産取引きだって,買い手と売り手が決まっていれば,そこからブロックチェーンでもなんでも使って取引すればいいのですが,不動産取引業の中心的役割は、売り手がいてそれにぴったり見合う買い手を探すことにあります。売り手が払う手数料は、買い手探しに対して払うという意味が大きいのです。それをブロックチェーンができるわけではありません。
 またいろいろな取引で,多くの仲介者は金融の役割を担っています。むしろそちらが主で,信用の担保は従。ブロックチェーンを利用しても,その機能は必要です。
 ブロックチェーンで代替えできる単純な仲介など,今の世の中にはほとんどないと言ってもいいと思います。そんな付加価値のない仲介は,すでに淘汰されていると思っていいでしょう。
 ブロックチェーンの話は,なんだかこの記事のように,できることが拡大解釈され、美化されているようなものが多いのが残念です。ブロックチェーンに対して,そのうち反動の失望の嵐が巻き起こるのではないかと心配しています。

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