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2017/10/03

昔のキャラメルと紅梅製菓の事

Library_cake 知合いの年輩の方がウチに来た時,ウチの菓子箱に森永のミルクキャラメルがあるのを見て,「昔は森永・明治・グリコの他に,フルヤキャラメルとかカバヤキャラメルとか,キャラメルも色々あった」という話になりました。紅梅キャラメルというのもあって,巨人軍選手のカードが入っていて,それを集めると景品がもらえたという話もしていました。
 そんな折,私がいつもみている「Fly on the Cloud! オータム マガジン」というサイトに,紅梅キャラメルの話がアップされ,偶然の暗合に驚きました。
 私自身は紅梅キャラメルというのは知りませんでしたが,世田谷区松原に本社・工場があり,一時はたいそう流行ったキャラメルだった様です。その売れ行きを支えたのは,やはり巨人軍カード・・・というより,そのカードを集めたらもらえる景品だったようです。この紅梅ミルクキャラメルはやがて杉並区に大きな工場を造りました。しかし,景品がこどもの射幸心を煽るとして問題視された事,景品欲しさに万引きや親の金をくすねるなどの事件が起きた事から不買運動がおこり,売れ行き不振になってやがて倒産してしまいました。
 この紅梅製菓の杉並大工場の所在地を巡り,「Fly on the Cloud! オータム マガジン」の主宰者,川俣晶さんがKindleで本(ページ数が少ないので小冊子といったところか)を出しておられます。その本の中で,1996年に出版された「さようなら紅梅キャラメル―6年間で消えたもうひとつの読売巨人軍」(沢里 昌与司著 東洋出版株式会社)という本が紹介されていて,その本が以前新玉川線の蛇崩れ川ルートの事を調べる時に行った弦巻の「世田谷区中央図書館」にあると書いてあったので,そこへ行ってみました。実際のところ,先日書いた都市計画道路補助第128号線のトンネルと世田谷区中央図書館は歩いて10分程の距離にあり,両方とも同じ日に行ったのです(ちなみに世田谷区中央図書館が面している道路は,128号線そのものになります)。
 その本は,紅梅キャラメルの巨人軍カードを追いかけ,景品の子供用カメラを追いかけていた著者の少年時代の思い出を綴った本で,私の世代より大分先輩の時代の話でしたが,大変興味深く読みました。
 この本の中では,紅梅キャラメルが一旦倒産してまた新紅梅製菓として再生した事,それもすぐに行き詰まり解散してしまった事,本社所在地の旧番地や新工場は桜上水にあった事などが本の最後に非常に簡潔に記載されていました。しかしその新工場の位置については桜上水というだけで詳細な記載はなく,「Fly on the Cloud! オータム マガジン」の主宰者,川俣晶さんがその場所を特定したわけです。結局当時を知る地元に詳しい方へのインタビューという形で新工場の位置を割り出されたわけです。
 多分紅梅製菓の新工場がどこにあったかなど,一般の方にはあまり興味のない話でしょうが,そういう事を気にして探訪に時間をかけるというのは,趣味的に私と非常に近い興味のあり方で,非常に共感しました。

(世田谷中央図書館は,プラネタリウムなども併設された世田谷区教育会館内にあり,写真はそこのカフェでいただいたケーキです。)

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