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2018/01/05

打木村治の「天の園」

Tennosono_book

 先日も紹介した日本の3大児童文学の一つと云われる打木村治の「天の園」。第4巻と5巻を読み終えて,今第6巻を読んでいるところです。尋常小学校の一学年が一冊,だから4年生と5年生の巻を読み終えたという事です。
 この作品は打木村治の少年時代の出来事を描いた自伝的な小説で,明治から大正時代の話です。この作品を読むと,いまから100年くらい前の子ども達の生き生きとした日常,「起きて学校へ行って,帰ってゲームをやって・・・」といった現在とは全然違う子どもの生活の,何と活気に溢れて豊かだった事か,思い知らされます。
 何しろ毎日の暮らしが6冊の本になる程の小事件の連続なのです。例えば・・・,祭りで余ったかき氷をたくさん食べたことによるアヒル事件,姉が夜中に熱を出し,夜の怖さにふるえながら川向こうまで医師の往診を頼みに行った事,喧嘩相手のいる分校までバイオリンの代金をもらいに行った時の緊張,ふゆ子との岩殿山デート,そのことから発生した親友源八との決闘,石を手ぬぐいで包みそれを振り回しての決闘だったのが,源八は石ではなくジャガイモを包んでいたこと,その為に皆から卑怯者扱いされた事,神社の巨木の穴に住んでいたミミヅクを救うための,大人たちを巻き込んだ大騒動,チャボ事件,そこから派生した狐によるニワトリ襲撃事件の真相,などなど。
 舞台となっている埼玉県唐子村(現在の東松山市唐子地区)の自然と気のいい周りの大人達を背景に,主人公,河北保と級友の子ども達の周辺でこれでもかという様に小事件が起こります。未だ高学年分しか読んでいませんが,先が読みたくてどんどん読書が進む・・・,そんな本です。

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