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2019/09/05

奥入瀬渓流の前に,まず三内丸山遺跡へ

SannaimaruyamaSannai-meetingSannai-warehouse さてこれまで奥入瀬渓流への旅行をルポしてきましたが,そもそも8時に羽田空港から青森空港までの飛行機に乗ったのが旅の始まりでした。9時過ぎに青森空港着。純粋に飛行機に乗っている時間は55分程度です。
 ホテルからの無料送迎バスは15時青森空港発でしたから,その間にもう一つのお目当て,三内丸山遺跡に行こうという計画です。青森空港でレンタカーを借りていました。三内丸山遺跡は青森市内にあり,空港から車で15分程です。
 特別史跡,三内丸山遺跡は縄文時代前期中頃から中期末葉の大規模集落跡です。一般の竪穴式住居,大きな倉庫,小さな高床式の倉庫群,そして三内丸山の写真でよく見かける3層6本足の掘立柱建物などが復元されています。一般の竪穴式住居には,私のイメージにあった茅葺きのものの他に,樹皮葺き,土葺きのものがあって,それが再現されていました。
 大きな倉庫の中に入ったら煙の臭いがして,臭いまで再現されていると驚いたのですが,それは茅葺き倉庫の防虫のための燻蒸作業が行われた直後だったからのようです。
 圧巻はやはり有名な3層6本足の掘立柱建物です。太い栗の木を6本使用した楼閣跡で,後代の天守閣的な建物だったのかもしれません。この建物の土台の調査から,当時測量技術があったこと,縄文尺ともいうべき長さの単位があったことが推測されています。栗の木の柱を使った建物でしたが,この村では当時栗が栽培されていたそうです。DNA鑑定によって,栽培された栗であることが近年あきらかになりました。
 遺跡の手前に資料や出土品の展示施設,縄文時遊館が建っています。遺跡の説明ビデオなども上映されていました。さらにここでは,特別展として,縄文時代の土偶の展示が行われていました。三内丸山に限らず,別の縄文遺跡から出土した土器や土偶が主に出展され,比較対象として弥生式土器も展示されていました。この企画展では,有名な遮光器土偶が展示されていました。宇宙人をかたどったともいわれる青森県亀ヶ岡遺跡で発掘された重要文化財の土偶です。遮光器土偶は片足の取れた有名なものの他にも,大小たくさんありました。遮光器土偶の実物を見られただけでも,この遺跡を訪問した価値がありました。まあ遮光器土偶は,通常は東京の国立博物館に所蔵されているものなのですがね。青森県に里帰りしていたわけです。
 三内丸山遺跡から青森駅にも近い場所まで移動してゆっくり食事をとり,空港に戻ったらもう三時です。ホテルのマイクロバスで奥入瀬渓流の焼山のホテルまで1時間15分ほどの行程でした。途中八甲田山がよくみえました。八甲田のすそ野を回って奥入瀬焼山へ行くのです。ちなみに八甲田山という単独の山はなく,18もの火山群の総称が「八甲田山」です。

(写真は,上から3層6本足掘立柱,茅葺き倉庫,高床式倉庫群,そして下が有名な遮光器土偶。しかしこの土偶,目の表現といい,口元のおちょぼ口の様子といい,宇宙人としか思えません。)

Dogu

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