2019/02/17

中国の高速鉄道の事

Shinkansen 「中国の高速鉄道、効率無視で負債86兆円 それでも建設は続く」という記事が,ネット上にありました
 日本の新幹線は総延長約3000km,中国の国土面積は日本の約25倍。だから,日本と同じ密度で中国に新幹線を作ると,中国の新幹線総延長は75000km必要。
 それなのに現在,29000kmしかないのだから,国土面積に対する新幹線密度は,日本の4割もないという事に・・・(計算合ってるかしら)。
 まだまだ中国の新幹線は建設できるでしょう。

 逆にいえば,中国より密度的に2.6倍もある新幹線網は,全ての路線で儲かっているのですか?
 まあそもそも,交通インフラというのは,儲からないから作らないというものでもありませんね。バス路線だって,民間が撤退した路線を自治体がかわって維持しているという事がありますからね。自治体を成り立たせるには,儲からなくてもその路線が必要だという事です。
まして中国の新幹線は,国がやっている事業ですからね。

 しかしまあ,蘭州-ウルムチ路線,路線距離約1900キロなどは,東京から九州,沖縄,直線距離だと台湾くらいまでの距離ですから,日本なら当然飛行機を考える距離ですけどね。全線乗る人はいないでしょうね。
 しかし鉄道輸送というのは,人だけというわけではありませんからね。日本でも専用貨物電車で貨物輸送を考えていたのが,人が乗りすぎて貨物を走らせる余地が無くなってしまったという経緯がありますね。

 ところで,記事では,「高速鉄道に最適な距離は、300~500キロ」と言っていますが,日本では「到達時間4時間以内かどうか」が新幹線か航空機かの境目といわれています。東京から4時間以内というと,広島がちょうど4時間です。東京−広島間の営業キロは約900km。日本流に言うなら,900kmまでが高速鉄道利用に最適な距離という事になります。
 しかし東京から広島までいく場合,新幹線でというケースは少なく,飛行機でという事が多い様に思います。記事にある500kmというと,東京ー新大阪間515kmがそれに当たります。これは確かに新幹線に乗る場合が多いですね(最近は飛行機の方が安かったりするので,飛行機の場合も増えましたが)。
 高速鉄道にちょうどいい距離に二大都市が存在している日本というのは,新幹線にとって大変幸せな国だったという事ですね。日本で高速鉄道が生まれたのは,生まれるべくして生まれたという事,最も最適な条件が揃っていたという事でなのですね。

<追伸>
知人から,新幹線網を国土面積比で比べてはいかんという意見がありました。人口で比べるべきということです。中国の人口は日本の10倍。だから・・・,各自計算ください。

<追伸>
別の知人は,人口ではなく人口密度で比較すべきだと言いましたが,人口密度をどう考えるのか分かりません。密度と言ってもねえ・・・。高速鉄道は,街と街とをつなぐという性格のものだと思うので,国全体の人口密度を云々しても仕方ないし,どう扱うべきなのか。

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2019/02/02

「仮想通貨、将来の可能性信じる」?

Black_market 先日もビットコイン衰退報道の話をしましたが,最近「仮想通貨、将来の可能性信じる=マネックスグループ会長兼社長の松本氏」という記事がありました。
 マネックスは,オンライン証券事業を中心に金融ビジネスを行っているグループですが,数百億円もの仮想通貨盗難が起こったコインチェックを最終的に買収したグループとして有名です。
 仮想通貨周りで事業を行っている方々が,ほとんど悪あがき的に最近でも表題のような発言をしているのをよく聞きます。
 仮想通貨は,いわば地域通貨のグローバル版であり,私は今後も可能性があると思います。

 しかしブロックチェーンは,小規模のプライベートブロックチェーンがすでに破られることが分かっているし,最近IBMが量子コンピュータを商品化してしまったので,今回のIBMマシンで可能かどうかは別として,遠からずブロックチェーンの改竄が可能になる道筋も示されてしまったし,それならそこまで苦労してブロックチェーンの分散型台帳方式を使う必要があるかどうか,はなはだ疑問だと思います。
 仮想通貨は,現在実在する地域通貨がそうであるように,ブロックチェーンの分散型システムではなく,将来は集中型のシステム,または中小規模の集中型システムを束ねたようなシステムで運用されていくでしょう。

 実用的にはそうであっても,少数の人に牛耳られた集中型システムが我慢できないという人が少なからずいるようですが,それは思想の問題であって,むしろ不便だけれど,お金がかかるけれど(ブロックチェーンというのは,改竄可能かどうかを別にしても,非常に冗長で,実はお金がかかるシステムです),その不便をおして使用したいという,むしろ実用ではなく,宗教的,思想的ともいうべき理由から,ブロックチェーンは使われていくのでしょうね。たぶん一部の人が細々と使い,大多数の人々には関係ないシステムになっているでしょう。

 また,仮想通貨の匿名性は,マネーロンダリングや闇の送金を扱うブラックマーケットにぴったりです。実際現在,投機用としては落ち目となった仮想通貨の最大の用途というのが,ブラックマーケットです。
 これは集中型の仮想通貨ではだめです。警察や検察は,集中型システムの管理者に対して,使用者の情報を開示させることができます。そんな心配のないブロックチェーンを使った分散型の仮想通貨は,ブラックマーケットにとってこの上ない利便性を提供するでしょう。というか,今現在でも便利に使われている事でしょう。たぶん,投機以外の目的では,ほぼすべてブラックマーケット用といっていいでしょうね,仮想通貨は。

(イラストは,フリーイラスト素材サイト「いらすとや」より。「ブラックマーケット」で検索して出てきたイラストですが,これはどうも「闇屋」という感覚の絵のようで,かなり卑小なものになっています。)

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2019/01/30

副業しないのはリスキー?

Road_mainte 「副業しないのはリスキー。7つの収入源を持つ女性が語る副業のメリット」という記事を読みました
 趣旨は分かるのですが,この女性が7つの職業で副業しているというのは,副業している事になるのでしょうかね?
 七つの職業とは,「本の執筆,講演,ビジネススクールの客員教授,コンサルティング,エグゼクティブ・コーチング,オンラインコースの運営,そしてメールによるアフィリエイト」

 ビジネススクールの教授が,本を書き,講演をし,コンサル的なことを行い・・・なんて,日本でもお馴染みではないですか?
 大学教授が,競輪選手で,パティシエで,道路工事も請け負っているというのが,複数の職業を持つという私のイメージなんですがwww。
 記事の女性の場合,例えば,教授職で不祥事が発覚すれば,全ての職業がポシャってしまうのではないですか?
 競輪選手とパティシエと道路工事を兼業していれば,教授職で不祥事が発覚しても大丈夫ですよ。
 この記事の女性,やっている仕事が全て一つの職業から派生しているから,7つも兼業できるのですね。大学教授が競輪選手をやるだけでも,たいへんですよ。さらに道路工事を請け負うなど,とても無理でしょう。

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2019/01/29

ビットコイン採掘、世界の大半でもはや採算とれず

Bitcoin 最近ビットコインは対既存通貨価値が減って,評判が悪いです。日本のDMMも北陸地方で行っていたマイニングをやめましたね。
 この動きは世界的なものらしく,ネット上に「ビットコイン採掘、世界の大半でもはや採算とれず」という記事がありました
 しかしどうなんでしょうね。
 ビットコインの対既存通貨がずっと低空飛行してビットコインに人気がなくなり,高額なマイニングができなくなるとマイニングのプレーヤーが減って,専用のコンピュータにより莫大な電力を投入して超高速でマイニングを行う必要がなくなり,通常のPCを使い,マイニングにそれ程の電力も使わなくなるという事が起ります。
 さらに,ビットコインのマイニングとは,ハッシュ値の上位ビットに,10分に一度マイニングが成功する様に自動的に決められた数の0が並ぶパターンをいち早く見つける競争です。ビットコインのマイニングに人気がなくなれば,ナンスに関連するこの0並びも自動的に0の数が緩和され,より早く,簡単に,電力を使わずにマイニングが成功する様になります。
 つまりビットコインのマイニングは,自然にコストを掛けなくてもできる様になり,つまりマイニングコストは放っておけば自動調整されるという事です。
 ビットコインは投機性が減って,ユーザーもスタッフ側(マイナー側)も,現在の,投機や一攫千金を狙うヤクザな人達から,よりまともな人達が係わる様になり,普通に通貨的になっていくのかもしれません。

 この動きは,悪い事ではないですよ。

(しかし仮想通貨がブロックチェーンという分散型台帳で今後も運営されていくのかどうか,はなはだ疑問です。ブロックチェーンは,小規模システムでは改竄が可能である事が実証されているし,最近IBMが量子コンピュータを商用化し,そのIBMの製品でブロックチェーンの改竄が可能かどうかはともかくとして,近い将来は確実にブロックチェーン改竄が可能になるでしょう。仮想通貨は集中型あるいは小規模集中型の統合システムでも運用が可能です。ブロックチェーンの,上のようなナンスを発見する仕組みの冗長さとそれによるコスト高はかならず問題になるでしょう。仮想通貨が対既存通貨に対してこれまでの様に高値をつけられない今日,ブロックチェーンは極めて金のかかるシステムになってしまいます。仮想通貨を分散型台帳で運用する利点は,あまりありません。)

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2019/01/17

仮想通貨やブロックチェーンに関して,負のニュースが拡がる

Mining ここのところ,仮想通貨やブロックチェーンに関して,負のニュースが見受けられます。
 例えば・・・,

・仮想通貨イーサリアム・クラッシックに51%攻撃で改竄か?
・GMOとDMMが,仮想通貨マイニングから撤退
・IBMが量子コンピュータ商業化。これでブロックチェーンは改竄可能になるか?

・・・などなど。

 そこへもう一つ,「米大手マイニング企業Giga Wattがついに電気代が払えず事業停止か?」というニュース
 仮想通貨とブロックチェーンからの脱落と逃避が,ますます拡がっていく・・・。
 そのうち,だれもマイニングする人がいなくなって,ウチのパソコンでもマイニングに勝てるようになるかな?

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2019/01/12

「シンガポール人は本当に親日なのか?」

Singapole ネット上に「シンガポール人は本当に親日なのか?」という記事がありました。書いた方は,シンガポール出身の日本とのハーフの女性で,シンガポール、日本のどちらにも住んだ経験を持ち,どちらの国の人間としても振舞って来たそうです。2国で教育を受けた経験があり,それぞれに多くの友人がいるといいます。
 この方曰く,「シンガポール人は本当に親日なのか?」と聞かれれば,「YESとは、決して言えない」そうです。第二次世界大戦時,日本軍が占領し,虐殺なども行われた地で合ってみれば,その通りでしょう。
 シンガポールは飲料水をマレー半島からの給水に頼っていたが,それを日本軍が止めてしまったという歴史もあります。戦争記念公園には巨大な日本占領時期死難人民記念碑という塔も建てられています。4本の箸のように見えるこの塔は,日本軍から虐待,虐殺された当時シンガポールにいた各民族,中国人,マレーシア人,インド人などを表しているそうです。

 この記事を読み,それやこれやを思えば,現在のシンガポールの方々がなんと大人であることか。

(写真は,フリー写真素材サイト「足成」より。)

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2019/01/09

乱立するキャッシュレス

Cashless 「100億円をばら撒いたPayPay、銀行を作るLINE、QRコード決済の覇権を握るのはどこか?」という記事を読みました。キャッシュレス方法が乱立し,どれが覇権を握るのかという話です。
 何のかんの言っても,使い易いのがいちばんです。だから個人的には,スマホでアプリを立ち上げるのはダメ。
 それと,信用度合いが低い方々でも持つ事ができるのが,多くの人が使う様になるでしょう。日常使いを狙うなら,いかに低所得でも使えるかが鍵ですね。

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2019/01/05

Japan Navy?

Fighter 「日本は軍を保有?」という記事がネット上にありました。韓国海軍駆逐艦が海上自衛隊の哨戒機に火器管制レーダーを照射したとき,自衛隊機が「THIS IS JAPAN NAVY, THIS IS JAPAN NAVY」と呼びかけた事を問題にしている記事です。
 「こういう記事が出る様な時期なのか?」と思いますね。こんな記事が出る為に,議論は少しも進展しない。「日本は「軍」を保有?」などと今さら言っているのか?・・・という気がします。
 今や議論しなければならないのは,日本が軍を持っているかどうかではなく,軍を持っていることを「はっきりさせるのか,あやふやなまま憲法を放っておくのか」ということです。

 実は私,あやふやなまま放っておくというのも,ちょっと高等戦術だと思っています。

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2018/12/31

国際捕鯨委員会(IWC)から脱退の方針

Kujira 政府が,商業捕鯨の再開に向けて国際捕鯨委員会(IWC)から脱退する方針を固めたというニュースがありました。
 ミンククジラなど,増えている一部鯨種の商業捕鯨の再開,一方,反捕鯨国が重視する保護区を設定しやすくなる仕組みも盛り込み,捕鯨支持国と反捕鯨国の対立によるIWCの機能不全を打開することも狙った案でした。
 ところが,賛成27・反対41で,提案可決に必要な4分の3以上の同意を得られず否決されました。
 捕鯨問題というのは,「菜食主義」や「犬が好きか猫が好きか」や「犬や蛇を食べられるか,食べられないか」問題と同じように,論理で議論しようとしても出来ない問題ですから,脱退もありえると思います。
 ただ,なんだか戦前の国際連盟脱退のような雰囲気なのが気に入りませんがね・・・。北欧の国のように,加盟しながら捕鯨を堂々と実施し,世界に捕鯨を発信していく事もできると思います。
 今回の脱退で,商業捕鯨をはじめるにしても日本近海に限られるなど,従来より操業範囲が狭まるとか,調査捕鯨でとれた鯨でさえ人気なく売れず,鯨肉は余っているとか,冷静に考えたら脱退は「誰得?」という所もある様です。

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2018/12/23

ゴーン氏再逮捕は予定通りでしょ?

Gone 日産の元会長,ゴーン氏が釈放寸前で再逮捕。しかも今回は金融商品取引法違反ではなく本丸ともいうべき特別背任容疑です。
 ネットなどを見ていると,今回の再逮捕に唐突な印象を受けている方も多い様ですが,そもそもずっと以前,ゴーン氏事件が明るみに出た時から話はありましたね。
 1ヶ月以上前,内部告発によってゴーン事件が始まった時に,大きな不正行為は3つある事が指摘され,それは・・・,

1. 実際の報酬額よりも減額した金額を有価証券報告書に記載した不正行為。
2. 目的を偽って私的な目的で日産の投資資金を支出したという不正行為。
3. 私的な目的で日産の経費を支出するという不正行為。

 今回はその2番に当たるわけで,上述の3つの事について,着々と一つづつ捜査が進んでいるという事です。
 まあ,捜査半ばで釈放されそうになったので,2による再逮捕を急いだという事はあるでしょうが,特捜の動きとしては予定通りではありませんか?

(イラストは,フリーイラスト素材サイト「いらすとや」より。ゴ〜ンということで,お寺の鐘です。フランス人にはわからないでしょうね。)

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