2023/09/22

18日はダートムーアからロンドンに戻ります

Train 9月18日は,ダートムーアにお別れして,ロンドンへ戻ります。ダートムーアの玄関口,Newton Abbot駅から列車に乗って,ロンドンPadington駅に向かいます。
 往路の切符は,PadingtonからNewton Abbotまで一枚の切符でしたが,復路の切符はNewton Abbot→Castle CaryとCastle Cary→Padingtonの2枚に分かれていました(娘が出発前にネットで予約したものでしたが)。娘は,時刻表を参照して直通列車の切符を購入したのだというのですが,スマホに入った2枚の切符を見てCastle Caryで乗り換えが生じるのではないかと思いました。しかしながら,指定席の座席No.は,Castle Cary前後の列車で同じ席が指定されています。なんだか訳が分かりませんでしたが,ダートムーアの宿泊先の方に聞いたら,列車は直通でも,切符を二枚に分けるとよくわからない理由で安く買えることがあり,または一つの列車でも途中駅で運行会社が変わる事もあるとの事。イギリスの鉄道は,線路を持っている組織と,列車の運行会社が違っており,同じ線路を走る列車でも様々な運行会社の列車が走っているとの事。だから,一つの列車でも,ある駅で運行会社が変わる事もあるという事でした。
 日本の例を強いてあげれば,東急東横線を走る列車が,東武鉄道の車両であったり,東京都交通局の車両であったり,東京メトロの車両であったり,西武鉄道の車両であったり,相模鉄道の車両であったりするようなものかもしれません。途中駅で運行会社が変わる例としては,東京発博多行の新幹線が,新大阪駅でJR東海からJR西日本にバトンタッチされるのに似ています。

 写真の列車は,往路のパディントン駅に停車中の800形か802形で,電化区間では架線から集電し,非電化区間では床下のディーゼルエンジンにより発電機を稼働させて電力を得るバイモード車です。10年前にダートムーアを訪れたときは,HST(ハイスピードトレイン)という,客車の前後にディーゼル機関車を連結した列車でしたが,800形,802形では,ディーゼル機関は床下に設置され,先頭,終端車両にも乗客が乗ることができます。
 この車両は,日立製作所製で,モータは日立製,ディーゼルエンジンはロールスロイスのドイツ子会社製だそうです。

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2023/09/21

17日は日曜日だから,ディナーは早めにサンデーロースト

Sunday-loast1Sunday-loast2 17日のディナーは,ちょうど日曜日だからという事で,サンデーローストにしようという事になりました。サンデーローストはイギリス伝統の食事で,通常昼食としていただくそうです。そもそも日曜日は,レストランも16:00頃には終わってしまうので,ディナーでありえないのです。ところが,ダートムーアの宿泊もやっているロッジのレストランが夜まで開いていて,サンデーローストを提供しているというので,そこへ行きました。
 ローストビーフ,ローストポーク,ローストターキー(日によってはチキンの場合もあるとの事),それにポークハムの4種類がありました。このうち好みの3種類がスタンダード,もっと食べたい人は4種類,それほど食べたくない人は2種類を選ぶことができます(もちろん,何種類かによって値段が違います。同じ肉を2枚以上選ぶこともできます)。付け合わせの野菜類やヨークシャープディングはカフェテリア方式で自分で選択できます。ローストには2種類のグレイビーソースをたっぷりかけていただきます。
 私は3種類のローストを盛り合わせたスタンダードプランを頼みましたが,次の機会があれば4種類頼もうと思います。
 ところで,ヨークシャープディングという名前は英国産の推理小説でおなじみでしたが,あんなシュークリームの皮だけの皿のようなものだとは知りませんでした。初めて食べましたが,グレイビーソースを掬って食べるのにはもってこいで,隣のテーブルの英国人は3個も取っていて,人気のようでした。

(写真上は,The Dartmoor Lodge外観。下はその中のレストランで供されたサンデーロースト。肉が1種類しか見えませんが,3種類重なっています。写真右下のお皿のようなものがヨークシャープディング。シュークリームの皮のようなものと形容されることが多いのですが,結構おいしい。左上は玉ねぎの炒め物,その右の海苔のようなものは,実は直方体のもので,穀物や木の実を砕いて固めたものらしいがよくわからない。その右のタケノコのようなものは,タケノコではないことは確かですが,何なのかはわからず。芋のような食感のものです。)

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2023/09/20

17日は大雨・・・だからスーパーのハシゴしてお土産を買う 

Soy-sauseLight-house 9月17日のダートムーアは結構な雨。本当は,滞在している村(Widecombe in the Moorm)の中を足で歩き回る予定だったのですが,あいにく朝から結構な雨。そこで,ダートムーアにあるイギリスを代表するスーパーを車で巡ることにしました。ウェイトローズ,マークス&スペンサー,テスコの3店。
 ウェイトローズは王室御用達の高級スーパーです。日本でも知っている人は知っていて,おしゃれな買い物袋などは,お土産になるくらい。
 マークス&スペンサーは,ロンドンパディントン駅構内にも店があり,パディントン駅直結のヒルトンホテルに泊まった私たちの御用達スーパーです。お土産になるようなシャレた缶のクッキーやチョコレートを格安で売っています。
 テスコは以前,日本にも進出していました。その時の名前は,どうした事か「つるかめランド」。数年前に日本から撤退しましたが,その店はイオンが引き継いでいます。「つるかめランド」の痕跡は,現在も日本に残っていることを,以前このブログに書きました
 ロンドンパディントン駅のマークス&スペンサーはそれほど大きくなく,日本の「まいばすけっと」の1.5倍程度の店でしたが,ダートムーアの店は,3社ともかなり巨大な店でした。どれもカフェを併設しています。マークス&スペンサーは,カフェテリアといっていい料理も出すレストランを併設していました。しかも,背広を含む衣料品,日用品なども売っている大きな店でした。
 この3店でお土産を選んで,買ってきました。

(上は,テスコだったか,スーパーで売っていた醤油と味噌。味噌は小さい瓶詰で,味噌汁に使ったらすぐなくなる量。日本人の感覚では,ミソの販売方法としては少なすぎるでしょという感じですが,英国では,調味料として使うのでしょう。下は,娘夫婦へというより孫へのおみやげ。クッキーですが,3階建て家形の缶には電球色のLEDがついていて,窓やドアの周りに小さな穴が無数に空いていて,そこから光が漏れるのがきれい。)

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2023/09/19

16日のディナーは,村のレストランThe Old Innで

The-old-inn1The-old-inn2The-old-inn3 9月16日,ブランスコムビーチへ行ってきた日のディナーは,昔懐かしいThe Old Innへ行きました。2912年9月,初めてイギリスダートムーアに行ったときにディナーに訪れたレストランです。その時の模様は,10年前,2012年のこのブログに写真入りで書いてありました。
 一番上の写真は,2012年当時と変わらないThe Old Innの外観。数日前のウィディコムフェアの飾りつけの三角旗が名称看板を横切っているので,「The Old Inn」の文字はよく見えません。2012年当時のブログの写真をご覧ください。
 その下は,私が頼んだほうれん草のパイ。さらに下の写真は,娘が頼んだフィッシュ&チップス。白身魚のフライが大きい。写真はないのですが,カミさんはカレーを頼みました。イギリスでご飯を食べようと思えば,カレーを食べることになります。カレーは,どこにでもあるというわけではないようですが,多くのレストランのメニューに載っています。イギリスのカレーは,日本人になじみのあるどろりとした(スープ状でない)カレーで,確かに日本のカレーはインドから英国経由で日本にやってきたと認識できます。

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2023/09/18

16日はストーンサークルへ

ChugfordChagford1Chagford2 16日はFernworthy Stone Circleへ連れて行ってもらいました。チャグフォ―ドという街の近くのストーンサークルで,まずこの街でトイレ休憩し,街の店をひやかし,買い物などをした後,ストーンサークルに向かいました。
 イギリスダートムーアには,ストーンサークルがたくさんあります。その中の一つです。この日は朝から雨降りで,車を降りてスト―ンサークルまで歩くのに,レインコートの上下とレインコートの帽子,長靴という完全武装で歩いていきました。ストーンサークルを巡って歩き回る事1時間,雨の中でもこんな格好で歩き回ることができるのだなあと思いました。日本でも雨の中をこんな格好でハイキングする事ができるでしょう。

(写真の一番上は,チャグフォ―ドの街の中心,イギリスによくある八角形の建物。この中にトイレも入っている。ストーンサークル近くの石橋とストーンサークル。ストーンサークル付近はこんな雰囲気。)

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2023/09/17

9月15日のブランスコムビーチ

Branscom-beach3Branscom-beach4 ブランスコムビーチは,崖が海に迫る,素晴らしく風光明媚な海岸でした。
 車を止めた海岸の駐車場から,まず崖の上の丘に登りました。崖の上は牧草地になっていました。牧草地の中の小道を歩きます。ところどころに階段もありました。中には100段もある階段の場所もありました。丘の上からは,がけ下の砂浜や遠く水平線も眺められ,素晴らしい景色が広がっていました。
 しばらく崖上を歩き,切りのいいところで砂浜へ降りました。ブランスコムビーチは褐色の海岸で,砂浜というより小石の石浜で,歩きにくかったです。なるべく波打ち際の砂浜の方が歩きやすい。波打ち際を歩いて駐車場に向かいました。

(写真は,ブランスコムビーチの崖上の丘と褐色の海岸。)

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2023/09/16

9月15日は海岸へ・・・その前に腹ごしらえを

Branscom-cafe1Branscom-cafe2 9月15日は,ブランスコムビーチという海岸へ行こうという事になりました。
 海岸へ着く前に,ブランスコムという村のカフェで,ランチ代わりにクリームティーでもいただこうという事になり,カフェに入りました。クリームティーは,イギリス伝統の紅茶とスコーンのセットです。スコーンにクローテッドクリームとイチゴジャムをつけて食べます。クローテッドクリームは,日本人の感覚では,やわらかめのバターというものですが,脂肪分はバターより少なめ,クリームより多めです。ナイフやスプーンですくうと,糸を引くような感じになります。
 屋外のテーブルに座って待っていると,クリームティーセットがやってきました。スコーンは日本で見かけるものに比べてかなり大振りです。クローテッドクリームもジャムもたっぷりと用意されます。飲み物は紅茶かコーヒーになりますが,紅茶やコーヒーは1人分でカップ3杯という量です。それでお腹いっぱいになりました。
 さて,お腹いっぱいになったところで,カフェからさらに車に乗って,ブランスコムの海岸へ向かいました。

(写真上はカフェの入り口。この建物の中で注文します。下は屋外のテーブルにやってきたクリームティーです。私は珈琲を頼みました。赤いポットに珈琲が入っていますが,この大きさのポットで一人分です。珈琲に入れるミルクは,頼めば何倍でも持ってきてくれます。)

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2023/09/15

9月14日は,ロンドンから田舎へ移動

TrainWidecom-churchCat 英国の地に降り立って3日目,ロンドンパディントン駅から列車で,デボン州ダートムーアに向かいました。ダートムーアの入り口,ニュートンアボット駅で降りて,懐かしい人達の出迎えを受けて,車で家へ向かいました。
 着いたその日に,ヘイト―(ダートムーアのそこかしこにある岩山トーの一つ。代表的なトーがヘイト―)へ登りました。あたりにはマゼンダ色のヒースや黄色いゴースが咲いていました。
 つい2日間,村の教会で行われた「ウィディコムフェア」という全国的にも有名なお祭りの名残りの物販屋台を見物し,家に帰って積もる話をしました。ウィディコムフェアには,英国各地から人が集まるようで,その名残で村はかなり人が歩いていたり,そこかしこに車が止まっていたりして,以前来た時の静かな村ではありませんでした。
 明日は,海辺の村へ連れて行ってくれるそうです。

(写真は上から,ロンドンパディントン駅に停まっているグレートウエスタンレイルウェイズの列車,村の教会,泊まっているお宅の猫さん。)

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2023/09/14

3回目のロンドン観光

Big-benWar-museum ロンドンには過去3回程来ていて,観光客が訪れるところは大方見学しています。今回はぶらぶらとした街歩きを主体としました。つまり,街散歩ですね。
 オイスターカード(SuicaやPASMOみたいな交通カード)を買って,地下鉄を乗り継ぎ,歩けるところは歩いて回りました。ロンドンの地下鉄はキャッシュカードで乗車できる(改札機でキャッシュカードをかざせばいい)と聞いていたので,手持ちのキャッシュカードを使おうと思っていました。ところが,日本で発行されたキャッシュカードでは海外取引手数料がかかり,オイスターカードを使った場合に比べて高額となることがわかりました。そこで,ホテル最寄りのパディントン駅でオイスターカードを買って地下鉄に乗ることにしたのです。
 以前は改修中で工事用の幕に包まれていたビックベンを見て(ここら辺は完全にお上りさん),そこから歩いてこれまでのロンドン訪問では行ったことのなかった戦争博物館(Imperial War Museums)へ行きました。第一次世界大戦や第二次世界大戦当時の歴史が展示紹介されている博物館です。
 ここには塹壕の実物大模型があり,頭上にドイツの巨大な戦車が現われ,爆撃の音などが聞こえ,その塹壕の中でどれだけ兵士が精神的に恐ろしい目にあったかが体現できます。
 南方で発見された墜落したゼロ戦の実物も展示されていました。宮崎駿監督のジブリ映画「風立ちぬ」で描かれていたゼロ戦ですが,軽くするために薄くした機体の鉄板の薄さが,まくれ上がった鉄板から実感できます。
 参戦した各国兵士の軍服の実物が展示されていましたが,そういうのを見ると,人間が戦っていたのだという実感がわいてきます。
 小学生が授業の一環としてたくさん見学に来ていました。それは,長崎旅行で入った日本の原爆資料館と同じでした。

(写真上はビッグベン,下が戦争博物館,正面を向いた大砲がわかるでしょうか?)

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2023/09/13

英国へ行ってきます

Haneda-airport 交流のある英国人の方がご病気で,一時危篤になったのが回復しました。今回,10日程仕事の休みが取れたので,英国までお見舞いに行ってきました。
 最初の写真は羽田空港です。そこから飛行機で14時間余り,ロンドンヒースロー空港に到着しました。今はロシア上空を飛べないので,羽田からロンドン行きの飛行機は,アンカレッジの近くを通過し,北極を通過し,グリーンランド,アイスランド上空を通り,スコットランド側から英国に入り,ロンドンに北からアプローチするという迂回ルートを通ったので,以前12時間で到着したものが,14時間半近くかかりました。
 さて,ヒースロー空港からヒースローエクスプレスというノンストップ急行列車でロンドン都心のパディントン駅へ向かいました。ホテルはパディントン駅に直結したロンドンパディントンヒルトンです。私たちはここに2泊して,2日後にはパディントン駅から列車でデボン州へ向かいますから,駅に直結し,外に出ることなく列車に乗れるこのホテルが便利です。多少高めでも,駅とホテルのタクシー代などがふようで,結局経済的でもあります。
 英国の物価は,以前の3~4倍にインフレしており(英国の物価高騰と円安の両方の結果です),食事はレストランでとるのをやめました。パディントン駅構内の食品コンビニ,M&S(マークス&スペンサー)から,パンとかエビのカクテルとか,メロンやブドウなどの果物,コーヒー,紅茶などの飲み物を買ってきて,ホテルの部屋で食べました。結構おいしいし,英語での応対の気兼ねがなく,なかなか気に入りました。
 明日は,一日ロンドン観光です。

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