2025/03/22

AIの功罪の罪の方?

Fake_20250523133301 フェイクメールが引きも切らず,まともなメールよりフェイクメールの数の方が多い日もあるくらいですが,そのフェイクメールの日本語文章は以前に比べて格段の進歩を見せています。
 以前は文法は合っているものの,敬語の使い方がおかしいもの,商用文でそんな言葉使いはしないだろうというものが多く,フェイクメールを見破るのは比較的容易でした。ところが,昨今は文章的におかしいフェイクメールはほとんどありません。これは,AIの効果ですね。AIの功罪という区分では,罪の方でしょう(まあ,AIに罪はないのですが・・・)。
 以前は文章でフェイクメールを見破れたという事は,フェイクメールを作っているのは外国人がほとんどだという事ですね。または,文章もロクに書けないレベルの勉強できない日本人とか www。

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2025/03/21

私立高校の無償化について

High-school 最近,孫に関連して教育の事を何かと考えているウチのカミさんが,2026年度からの私立高校無償化について「あまりいい施策だとは思えない。教育に関しては,私立を無償化するより,他に税金を使うところがあるでしょ。」と言っているので,何故かなと思っていました。
 そんな折,高校無償化については,「なぜここまで批判されるのか」という記事が出て,無償化への反対意見は分かりました。そもそも高校就学率が98%に達しており,現状の補助でも,私立が無償化されなくてもほとんどの就学希望者は就学できていること,公立は無償だとして,私立まで無償化すると公立ではなく私立を選ぶ生徒が増えて,公立・私立の格差が拡大する(公立の衰退)という事を心配しているわけです。

 ただ私は,私立高校まで無償化した結果,"公立高校志願者が減るのは悪いことなのか?" と疑問に思いますがね。
 お金的に公立・私立で変わりがないのならば,公立でなく私立を選ぼうとするのは,結局私立の方が魅力があるためで,それで公立高校が減るのならば,公立の努力不足ではありませんか? 校風などの点で私立へ行きたいという受験生の希望をかなえる方向ならば,私はむしろ私立高校無償化は賛成ですけどね。
 結果として魅力のない公立高校の統廃合という事になれば,私立高校無償化は,十分将来の事を見据えた施策だと言えると思います。

 まあ,カミさんの言うように,「お金を使うにしろ,順番があるでしょ」という事はあるかと思います。
 ところで,孫はまだ2歳なんですがね www。

(上のイメージは,Copilotで書いたAIの"high school"。)

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2025/03/03

3月3日はひな祭り

Hinamatsuri 3月3日はひな祭り。今年は2日が日曜日だという事で,孫のひな祭りを2日に行いました。
 ひな祭りというと,ちらし寿司,それに写真には写っていませんがハマグリのお吸物という事になります。娘の家では,普段食べないからと,大量の鶏の唐揚げを作りました。ちらし寿司には,長寿を願うエビや先の見通しがよいという意味のレンコン,金銀財宝を表す錦糸卵などを使っています。
 お雛様は孫の家ではお内裏様とお雛様の2体だけ。10段飾りは我が家に飾りました。まあ普段は保管場所にも困りますからね。

(孫用には,新幹線型の駅弁の容器を再利用した器を使っています。北陸新幹線のE7系ですね。)

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2025/03/02

クリスティーの「青列車の秘密」

Mystery-of-the-blue-train クリスティーの「青列車の秘密」を読みました。初めてではありません。その昔,子供向けの版(ポプラ社のジュニア世界ミステリーシリーズだったかな?)で読んだのです。それ以来読んだことがなかった。細かい筋も犯人も,すっかり忘れていました。なんとなくオリエント急行殺人事件のように,青列車内でお話が進行するような記憶がありました。ところが,青列車が出てくるのは,初めの方で殺人事件が起こるシーンと最後にポアロが謎解きをする部分だけだったのです。旅情ミステリー要素もあるような気がしていたのですが,まるで違っていました。
 フランスを走る豪華列車「ブルートレイン」の個室の中で,アメリカの富豪令嬢(と言っても,イギリス貴族の妻)が殺害され,持っていたはずのルビー "焔の心臓" が紛失していました。たまたまこの列車に乗り合わせた名探偵エルキュール・ポアロは,フランス警察と被害者の父親である富豪から請われるままに,事件解決に乗り出します。しかし,被害者の令嬢とルビーに関係する人々,令嬢の愛人であるいかさま貴族,令嬢の夫,夫の愛人であるダンサー,宝石商,"伯爵" と呼ばれる謎の人物など,うさん臭い人物たちが跋扈し,事件は混迷を極める・・・・・。
 これら多彩な人物の中を解決を求めて動き回るポアロの活躍は,とても面白いです。私がクリスティーの最高傑作と考えている作品「五匹の子豚」は,初めポワロが数人の容疑者に対面して聞き取り調査を行い,その後その容疑者たちがポアロの要請に従って事件に対する手記を書くという展開で,いささか退屈なところがあるのに対して(もちろんその聞き取りと手記の中に手掛かりが隠されており,読者はポアロと同じように事件やその犯人を推理できるように構成されている完璧なパズラーで,ポアロの最後の推理の披露では,自分では思いもよらなかった,しかし気づいてもよかったその論理展開に舌を巻くのですが),本作「青列車の秘密」では,ポアロから離れて,第三者目線で胡散臭い登場人物たちの行動が描写され,だからこそ途中の展開がもとても面白く読めました。「五匹の子豚」では物語の構成が完全にわかっているのに対して,本作は物語の今後の展開が全然わからないというタイプの推理小説で,本作品は私の中ではクリスティー作品としてかなり上位に位置しています。
 ヒロインともいうべき,遺産を相続したしっかり者の女性は,セントメアリーミード村でお金持ちのコンパニオンをしていた女性で,最後に同村へ帰っていきますが,セントメアリーミードと言えば,ミスマープルが住んでいる村ですね。

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2025/02/10

エジンバラ城でアフタヌーンティー

Afternoon-teaimg_9878 さてエジンバラ城見学の最中に,エジンバラ城内のシャンデリア輝く立派なカフェで,アフタヌーンティーをいただきました。あらかじめ予約してあったのですが,正午から始まりましたから,ハイティーというのが本当なのかもしれません。日本でハイティーというと,肉なども供されるディナー系のものを指すようですが,エジンバラ城では内容的には正にアフタヌーンティーでした。
 アフタヌーンティーは三段重ねの皿で全ての食べ物が初めにいっぺんに供される形式ですから,こういうのをテーブルを囲むメンバーでおしゃべりと一緒にゆったりといただき,まったりした時間を過ごすのがいいのでしょうが,私などは貧乏性なのか供されたものはどんどん食べてしまい,あまり時間がかからないのが常です。
 まずいと言われるイギリスの食べ物でも,選べばおいしいものを食べられます。

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2025/02/09

エジンバラ城へ

Edinbara-ca1img_9866Edinbara-ca2img_9869 さてエジンバラ滞在は二泊三日で,結局フルに使えるのは中1日だけです。その日はやはりメインイベントであるエジンバラ城を訪問しました。
 エジンバラ城は,キャッスル・ロックという岩の上に建つ古代からの要塞で,9世紀ごろから作られていったようです。エジンバラの街から見上げるように建っています。ひときわ高い丘の上に建っているので,街のどこからでも望めます。
 入口で日本語の音声ガイドを借りて,さっそく城内の見学に出かけます。この音声ガイドがかなり詳細で,一か所で結構な時間を費やします。この調子で聞いていたら予約してある昼食に間に合わないという事で,かなり端折ってしまいました。しかしエジンバラ城というのはどこもかしこも血塗られた歴史のある場所なんですね。暗殺の舞台になった場所とか,長期間捕われていた場所とか,そんな場所がいっぱいありました。

(写真は,エジンバラ城の入口広場。下の写真を見ると,岸壁の上に建てられていることがよく分かります。)

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2025/02/08

エジンバラの夕食

Uzura エジンバラ第一日目の夕食は,宿泊しているホテル,スコッツマンホテルの一階にあるレストランを利用することにしました。
 写真は,私が食べた「ウズラの胸肉のロースト」です。イギリスの推理小説を読んでいると,この料理が大好きという人が出てきたりしますが(クリスティーの名探偵,ミス・マープルは,「復讐の女神」の中で見事真犯人を指摘し,その報酬として富豪ラフィール氏から譲られた遺産で「ウズラを丸ごと食べるつもり」と言っている など),たくさんの野菜の上に,ウズラの胸肉が二切れ(大きさから言って二匹分?)乗って野菜ごとローストされたものが出てきました。かなり薄味で(まあイギリス料理ですから),卓上の塩と胡椒をふっていただきました。まあ私の好みでは,チキンの方がはるかに柔らかくおいしいように思いました(かなりの高額の探偵の成功報酬を使って食べるのはどんなものでしょう?)。
 娘が食べた鹿肉のローストは,一口食べたのですが,ウズラと違ってしっかり味がついていて,おいしかったです。私もこちらにすれば寄ったと思いました。

(ローストの左にある白いものは,マッシュポテトです。マッシュポテトにささっている黒いものは,何なのか不明です。不明ですが,そうまずいものではありませんでした。)

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2025/02/07

エジンバラ遊覧

The-scotsman-h-lobbyThe-scotsman-h-entranceThe-scotsman-h-room ロンドンキングスクロス駅からエジンバラウェイバリー駅に着いたの昼の12:30頃です。ホテルのチェックインは3時以降なので,まずトランクをコインロッカーに預け,軽装で市内見物に向かいました。
 エジンバラ市内は,旧市街も新市街も街そのものが世界遺産です。ウェイバリー駅は新市街と旧市街の谷間に位置しており,駅からエスカレーターをいくつか上って市街へ出ます。駅から外へ出ると,そこはもう中世の風景が広がり,ロンドンとはまた違うもう一つ古い景観が広がりました。
 まずはエジンバラを一望できるカールトンヒルという公園に向かい,駅の方に戻ってきてスコットランド国立博物館へ。そこで数時間を過ごしたらもうチェックインタイム。ホテルへ向かいました。谷間のエジンバラ駅を陸橋で越えて,陸橋を渡ったすぐのところを折れれば,古めかしいホテルの入り口がありました。そのホテルはスコッツマンホテルといい,スコッツマン新聞社の旧社屋をホテルに改装した建物だという事です。
 上述のように,駅を跨ぐ陸橋を渡ったところに入り口があり,そこを入ればホテルのロビーになっており,受付があります。実はそこは4階で,入口の脇に地上へ降りる階段がありました。後でそこを降りてみたら,駅の入口に出てしまいました。このホテル,実は駅前に建っていたのです。

(一番上の写真は,ホテルのロビー。ここが4階です。弐番目の写真は,駅入口の向かいにあるホテルのエントランス。4階へ続く外階段とその左隣にあるホテル入口のドア。ここが0階。このドアは通常施錠されており,インターフォンで「開けてくれ」と言えば,カチッという音がして入ることができます。ちょっとゴシックな雰囲気の階段とドアですね。一番下の写真はホテルの部屋です。ホテルの外観は古めかしいですが,部屋は近代的。)

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2025/02/06

エジンバラに向かう列車の中で

E-breakfastSpeed-meter ロンドンキングスクロス駅からエジンバラまで4時間半あまり。私たちはファーストクラス席を予約していました。今回の旅行で,唯一のファーストクラスです。まず検察がやってきて,スマホのアップルペイに入った切符を改めます。次にやってくるのが食事の注文です。朝8時発の列車ですから,私たちはイングリッシュブレックファーストを頼みました。飲み物はやはり紅茶。最近はイギリスでもコーヒーがよく飲まれているようです。
 食事・飲み物は全て陶器の皿やカップでサーブされました。イングリッシュブレックファーストは写真で見られるように,ベーコン,目玉焼き,ベイクド・ビーンズ,マッシュルーム,ソーセージ,ブラックプディングの盛合わせです。ブラックプディングは,豚の血と脂身,小麦粉、オートミール,ニンニクなどを腸詰にして作られたソーセージで,日本人にはあまりなじみがありませんが,食べてみるとそれほど奇異なものではなく,案外おいしいものです。イングリッシュブレックファーストというと,普通トーストが付いてくるものだと思いますが,列車で出てきたものでは,トーストの代わりにハッシュトポテト(マクドナルドのモーニングセットについてくるような)がついていました。
 これらの食べ物・飲み物は,ファーストクラスでは無料でいただけます。
 そんなこんなで,車内で楽しく過ごしていましたが,列車は200km/h程度の速度でエジンバラへ向かいます。以前書いたように,キングスクロスからエジンバラまで途中4駅しか止まりません。だから途中の小駅のホームを200km/h近いスピードでかすめていきます。日本ではこのような高速でホームを通過する事はありませんが,いささか怖いですね。

(上の写真は列車内でいただいたイングリッシュブレックファースト。下はスマホにインストールした速度計。)

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翌日はキングスクロスから列車でエジンバラへ出発

Kingsx1Kingsx2Kingsx3 さて翌日,宿泊したホテル近くのパディントン駅から地下鉄に乗って,キングスクロス駅に向かいました。この駅から,スコットランドエジンバラ駅に向かいます。キングスクロス駅はスコットランドへのロンドンの玄関口です。ハリーポッターも,この駅の9と4分の3番線からホグワーツ特急に乗って魔法学校に向かいました。
 イギリスでは,というより,多分ヨーロッパでは一般的にそうだと思いますが,列車の出発ホームは,出発時刻の10分ほど前にならないと発表されません。多分,到着する列車が時刻通りではなく,遅れがあるために出発する列車の入線ホームが時々刻々変わってしまうからだと思います。だから駅の大きな電光掲示板の前には,常時多くの人だかりができています。私たちの乗る列車の出発ホームも,なかなか表示されませんでした。表示されると,乗客たちは一目散で自分の列車の自分の指定号車に向かって駆けだします。
 イギリスでは,特に特急とか普通列車とかの種別はありません。駅の電光掲示板にはすべての停車駅が表示され,私たちの乗る列車も,日本では特急に分類される列車だろうと思うだけです。
 この列車,日立製の800系(多分800系のうちの電車タイプの801型)という列車で,9両編成の列車だったと思います。イギリスの特急列車は,現在列車運営会社に限らず,この800系が主流になっているようです。
 私たちは,無事にこの列車に乗り込みました。

(写真は,上からキングスクロス駅に停車中の特急列車800系。私たちの感覚では特急列車ですが,特にその表示はなし。次の写真はキングスクロス駅の電光掲示板。8時発エジンバラ行きの表示があるが,ホームはまだ指定されていない。AZUMA号と表示されているが,日立製の特急列車は全てその名前が表示される。東海岸本線の列車を表す「アズマ」,東の国から来た車両であることを示す「アズマ」だと言われている。電光掲示板には,特急の表示はないが,全ての停車駅が示されている。ロンドンからエジンバラまで,4時間半くらいかかるのに途中4駅にしか止まらない列車なので,日本流にいえば間違いなく特急列車でしょう。一番下の写真は800系車両に示された製造会社HITACHIのロゴ。たいていの日本人はこのロゴを撮影するそうです www。上から二番目と三番目の写真は,クリックすれば拡大します。)

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