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2004/01/12

アメリカ牛のBSE,さらにその後

 アメリカでBSEが発覚した先月23日以前に日本向けに船積みされて,輸入停止措置のため通関できない米国産牛肉が,約1万5000トンに上るとのことです。そこで,日本食肉輸出入協会と外食産業の業界団体などが,農水省や厚生労働省に、BSE判明前に船積みされたことを理由に通関を認めるよう要請するそうです。
 しかし,そういう問題じゃないだろうと思うんですがね。発覚前に船積みされたからといって,検査もしないで,誰が安全だといえるんでしょうか? こんなことでは,ますますアメリカ産牛肉への不信感が高まるばかりです。

 このBSE騒動で,近所のスーパーでも,和牛とオージービーフしかおいてありません。吉野家も,いよいよ牛肉以外のメニューを発表し,2月初旬には牛肉のストックが底をつくそうです。好物といっていい吉野家の牛丼が食べられなくなるのはつらい。アメリカも全頭検査に応じようとせず,禁輸は続いたままで,牛肉は,昔のように高級品になっていくんですかねぇ。日本政府は今のところ,全頭検査を要求し続けています。安い牛丼が食べられなくなるのはつらいですが,ここはやはり日本政府に突っ張り続けてもらいたいものです。

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結局、「危険部位除去」だけでは、BSE対策の要にはなり得ないことがよくわかる記事をUPします。飼料管理がなっていない牛など食べられませんね。20ヶ月以下なら輸入OK、などと適当な回答を作成した「日米実務者会合?」のメンバー個人個人が責任を持って尻拭いをしていただきたいものです。罷免請求とかできないのかな? ■農水省:「BSEに感染した牛は、骨を取り除いても食肉処理の過程で肉が汚染される可能性がある」 農水省、OIEに牛肉輸入条件緩和�... [続きを読む]

受信: 2005/05/12 23:55

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