正月の食料
昨日,近所の某商店会にいったら,軒並み商店のシャッターが下りていて,昔の正月を思い出しました。昔は,正月といえば,商店は軒並み休みで,開いている店などなかったのですが,今では,コンビニはもとより,デパート,スーパーも元旦から開いている店があります。今はファミレスも元旦から営業していますが,昔は開いている食べ物屋などはなく,大晦日までに正月中の食べ物を確保しておかなければ,食事もできないという事態になったものですがねえ。そのため,私の子供の頃などは,大晦日は,おせち料理を含めて,正月用のお菓子,果物などが家にあふれ,しかもそれらは年内は食べてはいけない食料でした。クリスマスは,ケーキを食べるくらいでご馳走をするという習慣がなく,すべてのご馳走は正月に収斂するという感じで,暮れから正月に続く独特の風情が感じられたものです。
元日の初詣の時に,昨日とは別の最寄の商店街に行ったときには,それほど商店が休んでいるという感じがしませんでした。なぜだろうと考えてみると,食べ物屋が多く,それらの多くが開いていたこと,休んでいる商店も,シャッターがない店が多く,見た目では普段と変わりなかったことが原因だと思いあたります。
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