BSE,またまたその後
アメリカ牛のBSE問題は,依然膠着状態が続いたまま,禁輸措置を解除できるような進展が見られないようです。
1月23日に開かれた日米協議でも,アメリカ側は全頭検査を拒否し続けています。アメリカ側は,「科学的な監視制度を持っており,全頭検査は必要ないと考えている」といっておきながら,歩行困難な牛の食用禁止や2歳半以上の牛の危険部位除去など,100%安全には程遠い措置しかとろうとしていないようです。大体,日本の全頭検査によって,2歳以下の牛にBSEが確認されているはずで,アメリカの措置は,科学的とは言いがたいものです。今回のBSE措置はアメリカのアバウトなところが現われたところです。確率的に安全だというのではなく,100%安全だというには,全頭検査しかありません。全頭検査をしないアメリカ牛肉など,販売しても売れないでしょう。
今のところ,日本政府は全頭検査と同等の安全措置を主張し続けています。がんばれ日本。
元気そうなアメリカ牛を検査して,BSEが発見されれば,アメリカにほらごらんと言えますが,その確率は確かに小さいんでしょう。でも100%無いというわけではないのが恐ろしいところです。
BSE問題については,何回かこのWEBLOGでも書いていますが,いつも同じ事を書いているような気がします。実際,状況が進展しないんだから,仕方ないか?
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