« 紙幣ばら撒き事件 | トップページ | ヘルシア緑茶 »

2004/01/27

BSE,またまたその後

 アメリカ牛のBSE問題は,依然膠着状態が続いたまま,禁輸措置を解除できるような進展が見られないようです。
 1月23日に開かれた日米協議でも,アメリカ側は全頭検査を拒否し続けています。アメリカ側は,「科学的な監視制度を持っており,全頭検査は必要ないと考えている」といっておきながら,歩行困難な牛の食用禁止や2歳半以上の牛の危険部位除去など,100%安全には程遠い措置しかとろうとしていないようです。大体,日本の全頭検査によって,2歳以下の牛にBSEが確認されているはずで,アメリカの措置は,科学的とは言いがたいものです。今回のBSE措置はアメリカのアバウトなところが現われたところです。確率的に安全だというのではなく,100%安全だというには,全頭検査しかありません。全頭検査をしないアメリカ牛肉など,販売しても売れないでしょう。
 今のところ,日本政府は全頭検査と同等の安全措置を主張し続けています。がんばれ日本。
 元気そうなアメリカ牛を検査して,BSEが発見されれば,アメリカにほらごらんと言えますが,その確率は確かに小さいんでしょう。でも100%無いというわけではないのが恐ろしいところです。
 BSE問題については,何回かこのWEBLOGでも書いていますが,いつも同じ事を書いているような気がします。実際,状況が進展しないんだから,仕方ないか?

|

« 紙幣ばら撒き事件 | トップページ | ヘルシア緑茶 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: BSE,またまたその後:

» 災い転じてvs弱り目に祟り目:BSE騒動 [FRI Blog : Knowledge Enabler]
BSE騒動は消費者問題であり、企業の問題であり、貿易問題でもあり、と様々な切り口で語れる面白い題材です。あまりに興味深いのでPersonal Solutionで... [続きを読む]

受信: 2004/02/02 12:35

« 紙幣ばら撒き事件 | トップページ | ヘルシア緑茶 »