スペイン鉄道テロ
3月11日に,スペインのマドリードで連続鉄道爆破テロが起き,最終的には190人以上に上る死者が出て,1000人近くの人が負傷しました。
どのようなグループが犯行に及んだのか,現状では不明で,スペインバスク地方の独立運動組織ETA説やアルカイダ説など,様々な説が出ています。
スペイン政府は,当初ETAの犯行だといっていたのですが,犯行声明がないこと,無差別テロであることなど,これまでのETAのテロの特徴と違っていて,専門家の中には,アルカイダかどうかは別として,イラクがらみのテロであることを早くから主張している人も居ます。そういえば,同時多発,交通機関を利用したテロであること,無差別テロであることなど,アメリカの9.11テロと似ているようにも感じます。イギリスのアラビア語新聞社に,アルカイダを名乗る犯行声明が届いたという報道もあります。しかし,これは,便乗犯行声明(うその犯行声明)であることも考えられ,眉唾です。
スペインは,日本と同じように,イラク戦争では早くからアメリカ側につき,イラクへの派兵も行っていますから,イラクがらみのテロだということも十分考えられます。「日本と同じように」というのが不気味で,日本でも,無差別テロが起こる可能性がある事になります。
私は,今回のイラク復興のための自衛隊派遣に反対していません。テロを防止する意味でも,イラク復興に協力して,イラクでの自衛隊活動に対し,できるだけ多くのイラク人の支持を得て欲しいと思っています。
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