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2004/03/14

空転議会

 3月12日,韓国では,議会で優勢な野党により,大統領の弾劾決議案が可決され,大統領が職務停止される事態になりました。日本の新聞では,韓国国民の「経済的にも大事な時期に,議会は何をやっているんだ」という意見や,「与党も野党も,まるでコメディーのようだと」いう意見が紹介され,国民が冷ややかに見ていることが報道されています。
 私が住む神奈川県でも,3月8日の県議会98条委員会で,県知事が不規則発言をしたとして野党である自民党が反発し,3日間にわたり議会が空転しました(最初,「不規則発言」の意味がわからず,発言してはいけない場面で発言したのかと思ったこともありましたが,委員会の規則にのっとっていない発言をしたという意味だったのですね)。
 このような,外で見ている国民や市民が,「この大事なときに,なにやっているんだか~」とあきれてしまうようなことが,議会制民主主義の国では,たびたび起こります。たいてい,与党に対して野党の方が優勢な議会でおこり,優勢な野党が与党の長に対して異議を唱え,議会が空転し,国民や市民があきれかえるというパターンです。実際には両方に責任があるとしても,そんな時,あきれかえる対象としては,じっさいに紛糾の引き金を引いた「優勢な野党」の方に対しての方が強いのです(事実,韓国では,野党の支持率が低下したそうです)。これは論理的なものではなく,感情的にそうなるのです。神奈川県議会では,4日目に,野党である自民党が知事の謝罪を受け入れ,議会の正常化が図られたようですが,議会の空転が続くことは,市民の反発を招き,その引き金を引いた優勢な野党にとって決してプラスにならないことで,一応の抗議をした後,早めに矛先を収めた方が得策だと言うことなんでしょうね。

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