コメダ珈琲店
先日,東急田園都市線江田駅の近所を車で走っていたら,「コメダ珈琲店」という大きな立て看板のあるファミレス風の店を見つけました。そのときはそのまま家に帰ったのですが,あの大きさといい,たたずまいといい,ファミレスならわかるのですが,「珈琲店」というのが解せなかったので,インターネットでホームページを検索しました。
http://www2.tba.t-com.ne.jp/tekuteku/cafe7.htm
http://www.geocities.jp/ryu_ku2/cafe/komedacoffee.html
確かに珈琲店らしい。しかも,名古屋付近にはたくさん店があり,初めての関東進出らしい。という訳で,物好きにも,翌日,カミさんと二人で行ってみました。
日曜日の午後4時ごろ,昼時でもないのに,駐車場が満員,少し待って入ったら,中がまた満員。しばらく待って席に座りました。駐車場も2~30台は入る位の広さですが,この中途半端な時間に満員とは,なかなかの人気のようです。店の入口にろう細工の見本を並べたショーウィンドがあるのも,喫茶店ではあまり見たことがありません。
カミさんはブレンド,わたしはアメリカンとシロノワールというものを頼みました。シロノワールというのは,円形のデニッシュ系のパンの上に,アイスクリーム(ソフトクリーム)を乗せたものです。入口のろう細工の見本ではかなり大きかったのですが,本物も同じ大きさで(あたり前か),二人で一つ注文してよかったという大きさのものです。
カミさんのブレンドは少し酸味があり,アメリカンは酸味がありません。ブレンドとアメリカンでは,コーヒー豆のブレンド具合が違うようです。シロノワールは,上にトッピングされたソフトクリームも結構な量で,甘さはそれだけで十分ですが,なんと駄目押しにメープルシロップがつきます。下のパンの方は,暖めてあり,冷たいソフトクリームと暖かいパンの組み合わせは,結構いけます。
この珈琲店と,ドトールやスタバなど東京地方でもおなじみのコーヒーショップの違いは何でしょうか? それはもう,コンセプトからして違うんだと思います。ドトールやスタバは,アメリカンな雰囲気または洋風な雰囲気を出そうとしています。特にスタバなどは,洋風のオシャレな雰囲気を演出しています。ところが,コメダ珈琲店は,そんな雰囲気を気にしていません。店の前の大きな立て看板は,観光地などによくある,蕎麦屋やうどん屋のそれの雰囲気です。メニューにしても,小倉トーストをはじめ,ひれかつやコロッケ(これらはヒレカツ5個,またはコロッケ3個とパン2個とキャベツ付で,結構なボリュームらしい)などがあって,スタバ風のオシャレとは程遠いメニューです。
対象とする客層も違っています。この珈琲店入口を入った正面には,大きな棚があり,新聞各紙,週刊誌各誌が並んでいて,新聞目当てのおじさんもしっかりターゲットにしていることを示しています。それだけでなく,機関車トーマスや童話の絵本なども揃っており,子連れ客,家族客もターゲットに入っています。メニューには,子供向けコーヒーというのもあるんです。
登場当初のスタバは,あまり食べるものを置いていませんでした。日本ではそれではやっていけないらしく,最近では食べるものも充実させてきています。コメダ珈琲店は,前述のように,かなりのボリュームのコロッケやヒレカツなどがあり,名古屋の人の好きなエビフライも,しっかりメニューに入っています。サンドイッチ類も,皆かなりのボリュームです。食べ物の充実も,人気の秘密かもしれません。
この珈琲店,つい最近開店したのかと思ったら,昨年の5月に開店し,もうじき1周年になるようです。1年たってこの盛況というのは,地元にすっかり定着したということでしょうか。
最近,「名古屋が元気」という特集記事が新聞に載っていましたが,コメダ珈琲店もその一つのあらわれでしょうね。
---<追伸>---------
このBLOGの,次のリンクにも,「コメダ」の記事があります。
コメダ珈琲店,その後
コメダ珈琲店のかき氷
コメダ珈琲店,スモールサイズメニュー登場
ミニシロノワール誕生
氷いちごミルク
コメダ珈琲店は今日も満員
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