同じ原作の映画と連続テレビドラマ
ハリーポッターの最新作は「ハリーポッターと不死鳥の騎士団」,映画の最新作は「ハリーポッターとアズカバンの囚人」。
私はこの映画を見ていないんですが,中学生の娘の話では,時間の制約で話に無理があり,「やはり原作を読まなきゃね」という出来だそうです。原作から切り離して,映画だけ見れば,結構評判のいい映画なんですがね。
原作物の映画というのは,このような批判がつき物です。やはり,長編を2時間内外にまとめなければならないという制約が大きいのです。その点,時間の制約無しに,長編を心おきなく映像化できるのは,むしろテレビドラマです。私は,一時,テレビドラマより映画の方が「深い」と思っていましたが,時間的な制約のために,実はテレビのほうが「深い」事が出来るのだと,今では思っています。私がそう思ったのは,かつて映画にも連続テレビドラマにもなった横溝正史原作のドラマを見てからです。映画と連続テレビドラマは,同じ原作の映像化であってもぜんぜん違うもので,しっかりと作られたテレビドラマは,より小説に近く,見ごたえあるものだと思いました。
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