奈良女児誘拐殺害事件,容疑者逮捕
奈良市の小1の女児誘拐殺人事件の容疑者が逮捕されました。
12月30日,奈良県警捜査本部が,毎日新聞西大和ニュータウン販売所従業員,小林薫容疑者(36)を誘拐容疑で逮捕したもので,小林容疑者の自宅から,女児の携帯電話,ランドセルなど,物的証拠も見つかっています。初め容疑を否認していた小林容疑者は,その後,逮捕容疑を認めたとのことです。
この容疑者は,過去に朝日新聞,読売新聞,産経新聞と,新聞販売店を転々とし,そのたびに勤務態度が悪いとして解雇されていたようで,最終的に毎日新聞が貧乏くじを引いた格好です。毎日新聞には,大阪本社社長の談話,社長広報室のコメントが載っています。
小林容疑者は,勤務先の新聞販売店やなじみの飲食店で,誘拐した女の子の携帯写真を「こんなのを手に入れた」と自慢げに見せていたそうです。全く何を考えているのかと思います。以前,このBLOGの,この事件について書いた記事で11月21日と12月17日の記事),「未成熟な犯人の精神を感じます」と書きましたが,周囲に写真を見せているのも,まるで子どもが自慢しているようではありませんか。
小林容疑者は,1989年に,強制わいせつで逮捕されているそうです。幼女8人に対するわいせつ犯です。つまり今回が再犯であるわけで(分かっているだけでも,さらに性犯罪歴があるようです。明るみに出ていないだけで,もっと犯罪歴があるかもしれない),再犯の可能性が高いといわれるこのような性犯罪者のお手本のような者です。初犯時の被害者には申し訳ないですが,初犯は仕方ないとして,再犯に対しては,厳罰を持って望んでほしいと思います。また,外国で行われているように,再犯者の刑期終了時(社会へ出てくる日),居住地域の公表,その時の顔写真の公表,地域の学校への情報提供などを含む,再々犯被害の未然防止に向けた法整備を行ってほしいと思います。私は,このような常習加害者が,保護されすぎていると思っています。
| 固定リンク
コメント