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2004/12/11

横田めぐみさんの遺骨,にせものと判明

 北朝鮮から持ち帰った横田めぐみさんの遺骨について,DNA鑑定の結果,別人のものであることが明らかになりました。
 意識的に偽物を出してきたのか,管理能力が無くてそんな結果になったのか,分かりませんが,いずれにしても,この問題を北朝鮮がかなりいいかげんに扱っていることは確かです。
 政府は,追加食料支援を凍結することを決めました。経済制裁を発動せよとの意見も出ています。ただ,そうなった場合,北朝鮮で生きているであろう横田めぐみさんに危害が加わることを懸念します。彼らの主張である,亡くなっているという嘘を真実にするため,本当に横田めぐみさんに危害を加えかねないと思うからです。
 経済制裁については,感情的にはすぐにでも踏み切ってほしいと思う反面,冷静に考えれば,これからのチャンネルの確保などのため,当面の支援の凍結にとどめた方がいいかとも思います。また,経済制裁を発動するか否かは,現在の北朝鮮の体制崩壊を,日本が望むかどうかということにも関係するように思います。このことについて,以前このWEBLOGで,こんなことを書いたことがあります

『韓国の太陽政策は,先進国の仲間入りをした現在の韓国が,経済崩壊寸前の北朝鮮とドイツ式の併合を行うのを避けるための,北朝鮮支援政策だと思っていますが,日本も韓国も,はっきり言って金政権の弱体化による北朝鮮の混乱で,東アジアが混乱することを避けたいということがまずあります。北朝鮮の軍事的脅威を排除しつつ,北朝鮮を生かしていくことが必要なのです。ある意味で,北朝鮮のひどい状況は,金総書記に一身に背負い続けてもらいたいということです。その線に沿って,日朝国交正常化交渉という発想も生まれています(生かしておきたくない国と,国交正常化しようなどとは思わないでしょう)。』

 横田めぐみさんの写真が捏造である可能性が高く,本物の写真には,公表されたくないものが写っていたと思われることを考えると,横田めぐみさんは,帰国を果たした方々と違って,なにか北朝鮮の秘密に近いところにいたと思われ,これからの交渉も,並大抵ではないように思われます。

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