奈良市の小1女児誘拐殺害事件続報と酒鬼薔薇聖斗退院
奈良市の小1女児誘拐殺害事件で,12月14日,まだ見つかっていない女児の携帯電話から,女児の家族の携帯に,女児の妹に危害を加えることを予告するような内容のメールがありました。捜査本部は,誘拐犯が今も女児の携帯を所持し,再び連絡してきた可能性が極めて高いとみているとの事です。
いったいどういう犯人なんでしょうね。捜査本部に対する挑戦とも受け止められますが,そうだとすると,ますます,以前書いたような未成熟な犯人の精神を感じます。それとも,たまに事例がありますが,「つかまりたがっている」という事なんでしょうか?
以前の記事に,この事件は酒鬼薔薇聖斗事件を思い起こさせると書きましたが,関東医療少年院を仮退院中の「酒鬼薔薇聖斗」を名乗った加害男性(当時少年だった犯人も,22才になっているそうです)の保護観察が今月末で終了し,来年1月に本退院するとのことです。男性は,「心身ともに非常に安定した状態であり,罪を犯す状況にない」,また「性的サディズム」については「正常な男性と同じ状態になっている」とのことです。一般的に言って,再び同様の犯罪を犯しがちなこの種の犯人ですが,これからの男性の生き方や行動によって,精神治療の有効性が試される事になるように思います。
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