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2005/04/18

上海で大規模反日デモ

 日本の教科書問題や国連常任理事国入りに反対して,また竹島の帰属問題から,中国,韓国で,反日行動が起きていましたが,4月16日にも,中国上海で数万人規模のデモがあり,暴徒化したデモ参加者が,日本の総領事館や日本料理店に投石などを繰り返しました。また,邦人が危害を蒙った例もあります。
 これまで,過去の戦争や中国に対する侵略への責任問題に,明確な答えを出してきていないことのツケではありますが,今回の一連の反日行動に対して,中国政府も止めようとしていないようです。その理由は,以下のことだと言われているようです。

1.日本が東アジア民衆の支持を得ていないことを国際社会に示して,国連常任理事国入りが適当でないことを国際社会に示し,日本の国連常任理事国入りに対する拒否権発動への地ならしとする。

2.同じく,支持を得ていない日本は,将来の東アジアのリーダーとして適当でないことを,国際社会に示す。

3.これまで,中国が強く出たら,日本は必ず折れていたが,台湾元総統来日問題などで小泉政権はそうでないことへの揺さぶり。

 民衆の不満が,中国政府に向かうことを避けるため,国民を反日に向けているという話もありますが,デモに参加しているのは,都市の不自由のない若者のようで,あまり中国政府に不満を持っているような人々でもないようです。しかし,中国政府としては,それすら怖れて,手出しできないという事があるのかもしれません。

 ところが,最近,デモの暴徒化に的確な対応をとらない中国政府に対し,アメリカ政府やヨーロッパの新聞・テレビなどで,非難する論調が見られるようになってきました。国際社会は,中国が国際基準の国ではないことを指摘し始めています。このような国際情勢に対し,今後中国政府はどう対応していくのでしょうか。
 かつて日本は,愛国心を煽って,中国や韓国へ侵略していった歴史があります。愛国心を国が煽れば,いい方向に向かわないのです。とくに,他国を悪者にした愛国教育というのは,本当の愛国心を育てることはありません。愛国心にしても,品位ある愛国心をはぐくむような教育というのが必要です。国際的に品位を疑われるような国になる教育というのを,中国政府はどう思っているのでしょうか?このような教育は,少なくとも日本では,60年前に終わっています。
 残念なのは,在日中国大使館など,中国の在日施設に対して,郵便受けにペンキを塗るとか,何か封筒に入れて送りつけるとか,中国の暴徒と同じレベルに自ら貶めている日本人がいることです。国際社会の中で,今度は日本が非難されないよう,自重をお願いしたいものです。
 しかし,中国政府の意図がどうあれ,中国民衆の中に反日感情があるからこのような騒動がおこるんですがね。日本と中国で,両国の歴史に対する共通の認識を,両国民が共同で作ることができればいいんですがねえ。

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