宗教が原因の殺戮
5月22日夜,上映中の映画がシーク教を侮辱しているとの事から,インドニューデリー中心部の映画館が爆破され,1人が死亡,49人が怪我を負いました。シーク教の聖典が不適切な場面に登場し,また同教徒の喫煙場面がある事からの爆破だと報じられています。
この事件は,先日のニューズウィーク誌の誤報から,アフガニスタンでイスラム教を侮辱したとして暴動が起き,死者が出た事を思い起こさせます(本当に誤報だったのかどうか,米政府が誤報として事を収めようとしているという事なのか,疑問ですが)。
宗教問題から事件が起こる事が多すぎます。他宗教を侮辱する事はもってのほかですが,それが抗議だけで納まらず,爆破や暴動につながるというのは,やはりそこには日頃の不満など,宗教とは別の,数々の問題が潜んでいるのでしょうね。現代の日本人の宗教観からは,宗教が原因でそのような事が起こる事はまずありえないでしょうが,外国の実例として,理解できない事ではありません。
(以前日本の宗教という題で記事を書いたことがありますので,リンクを張っておきます)
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