東海道,横須賀線,ラッシュ時の不通
昨日,5月25日の早朝,JR横浜駅構内で信号故障が起こり,東海道線東京-小田原間,横須賀線東京-久里浜間全線が不通となりました。不通になった時間は,信号故障が発生した5時25分から9時25分までの4時間。ということは,完全に通勤時間帯にぶつかったわけです。
私は,私鉄と地下鉄で通勤しているので,全く影響が無かったのですが,同僚からの出勤が遅れるという連絡で,会社の電話は鳴りっぱなしでした。
後で同僚から聞いた話では,9時25分の復旧後も,東海道線の駅ではたくさんの人が殺到して駅に入れない状態が続いたということです。例によって,他線への振り替え輸送が行われましたが,横須賀線と並行する京浜急行はその混雑がすさまじく,列車は軒並み30分遅れ,その遅れは乗り入れている都営地下鉄浅草線にも及んだといいます。京急で通勤している同僚から聞いた話しでは,京急でも混雑で電車に乗れない状況だったそうです。
この振り替え輸送というのも考え物です。特に今回のように,ラッシュ時には他の交通機関にも輸送力の余裕が無いわけで,そこへ振り替え輸送の人々が殺到したのでは混乱に拍車がかかるのは目に見えていました。今回のような,振り替え輸送先の交通機関の遅れや混乱,最悪の場合,あまりの混雑で駅の階段などでの転倒者がでたり電車のガラスが割れる事によってけが人が出たりといった事故が起こる可能性も考えられます。「振り替え輸送を行っていますので,○○線をご利用ください」ではなく,「不要な外出を控えてください。時差通勤をおねがいします」というアナウンスをすべきです。テレビやラジオ,インターネットのニュース速報などでも,「振り替え輸送を行っています」ではなく,「開通まで出勤を控えて」という言い方をすべきだと感じました。
まあ,それで通勤を控えることができる人がどのくらい居るかは疑問ですが,「そのような精神で」ということで。「開通まで出勤を控えて」とアナウンスし続けていると,案外そういう意識が一般的になるかもしれません。出勤を控えずに一生懸命会社に出ようと思っても,結局,会社に着いたのは午後だったという人がたくさんいるんですから。
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