バットマン
渡辺謙が出演していることで話題の映画,「バットマン ビギンズ」が6月18日から公開されます。
「バットマン」といえば,本来はアメリカのコミックですが,テレビシリーズとしては,私が小学生だった時代に放映されていました。はじめは,1時間番組で,確か午後6時台,つまり当時の子供番組のゴールデンアワーに放送されていたことになります。ところが人気がなく,やがて30分番組となり,1話が前後編として30分づつ放送されるようになってしまいました。この番組は,私もあまり好きではなかった。実写番組でしたが,まるでアメリカ漫画をそのまま実写にしたようなもので,出てくる悪役も,ペンギンだのナゾラーだの,当時はふざけたものと受け止められ,アニメだったらまだいいんでしょうが,実写にそぐわない雰囲気を持っていました。級友の中には,この番組を好きだという者もいて,みんなに白い目で見られていました。アメリカではたいそうな人気だといわれていましたが,アメリカの子供は,何でこんなのが好きなのか理解できないというのが,当時の日本の子供の大方の意見でした。
今考えると,ある意味当時の日本の子供は「おたく度」が低く,ヒーロー物にしても,お話は荒唐無稽でも,映像表現としてはリアルなものしか受け入れなかったように思います。当時の日本の子供にとって,バットマンは進みすぎていたのかもしれません。
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