アメリカのカード情報流出
6月18日に発覚した,アメリカのクレジットカード情報の大量流出事件は,テレビでニュースを見るたびに,どんどん流出件数が多くなり,マスターカード,VISAと共に,何と日本のJCBの情報流出も含まれていることがわかったと報じられました。
マスターカードは今は持っていないし,VISAは最近使ったことがないし・・・と安心していたんですが,JCBは常時使っているカードです。一説には,アメリカで使っていなかったら問題ないといわれていますが,本当にそうなんでしょうか?? アメリカ以外の外国でなら,1月に使ったことがあるんですがね。「最近」というのは,いつごろからのことをいっているんでしょうか? そういえば,さっきVISAは最近使ったことがないといったのですが,毎月アメリカの某サイトの使用料が,ほんのわずかな金額,落ちているのです。これも,VISAをアメリカで使ったことになるんでしょうか? いったい何を信じていいのかわからなくなってきました。
こうなったら,昔ながらの現金での買い物に戻ったほうがいいのかもしれません。しかし,現金を家に置いておいても,泥棒に盗まれることがある。カードを作らず,銀行に貯金していても,通帳や印鑑を盗まれることもある。カード情報の流出とその情報により金を盗まれるのと,通常の泥棒によって金を盗まれるのでは,現在,確率的にはどちらが可能性が高いのでしょうか? 今回の流出によるカードユーザーの損失は,カード会社によって補償されるらしい。それを考えれば,現金よりやっぱりカードの方がいいか? 泥棒に現金を盗まれても,誰も補償してくれませんものね。
しかし,今回の流出は,アメリカのカード情報処理会社が,規則に反して廃棄すべきカード情報を廃棄していなかったことに端を発しています。規則違反の未廃棄データに,ハッカーがアクセスしたものです。規則どおり処理されていたら,起こらなかった流出事件です。そこら辺にまだ救いがあるように感じます。全て規則どおり処理していて流出が起きたのだったら,それはシステムに欠陥があるということで,修復は容易ではないでしょう。
| 固定リンク
コメント