総選挙で「挙党一致」?
8月8日に明らかになった衆議院解散に伴い,総選挙が行われるわけですが,総選挙に向けて郵政改革反対派の自民党脱退,新党結成になるのかと思ったら,反対派に自民党を出たくないという人が続出して,新党などどうころんでもできそうもありません。自民党執行部は,反対派の選挙区に「反」反対派の有力候補を擁立して,反対派を落選させる作戦に出ています。「そこまでやるのか」とも思いますが,考えてみれば自民党執行部にとって今回の総選挙は,郵政民営化を国民に問う選挙ですから,そこまでやるしかありません。反対派は公認せず,はっきり言えば「ほとんど自民党員ではない」という認識ですから,反対派のいる選挙区に「自民党候補」を擁立せざるを得ないし,そうなれば勝つ見込みのある有力候補が擁立されることになります。
反対派の中には,「そんなことをするより,挙党一致体制で選挙に臨むべき」などとい言っている人がいますが,何をバカなことを言っているのかという感じです。郵政民営化を賭けて国民に信を問う選挙で,つまり郵政民営化賛成と反対こそが争点となる選挙で,反対派と賛成派が一緒になって挙党一致などできるはずもなく,血迷っているとしか思えない発言でした。
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