自民党地方組織の混乱
自民党の地方組織が,本部の「郵政民営化反対派は公認せず,反対派がいる全ての選挙区に賛成派の対立候補を立てる」という方針に戸惑っているようです。
郵政民営化反対派を公認しないのですから,その選挙区に対立候補を立てなければその選挙区に自民党候補がいなくなってしまうし,しかもこの選挙は郵政民営化反対と賛成こそが争点となる選挙ですから,本部の方針は全く「当然」なのですが,古い体質の地方組織にしてみれば,これまでのしがらみで,本部の指令に戸惑うのは当たり前です。また,自民党中央が反対派と賛成派に割れているのと同様に,地方組織も反対派と賛成派に割れるのは,これも当然です。一部報道機関が,何か特別な事態のように報道していますが,そんなことははじめから「想定の範囲内」ではないですか?
ところで,テレビで映る自民党内の反対派のお歴々は,にわか反対派を除けば,みな年恰好や雰囲気が似ており,地方組織の人を含めて「あっ,この人は反対派だ!」と,見ただけでわかるのには笑ってしまいます。
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