次は年金改革か
小泉首相が,議員年金見直しと厚生・共済年金の一元化検討を指示したとの事です。
郵政民営化法案は,もうほとんど成立したも同然となっていますが,年金改革にも進んでいくことを示したものです。ひょっとすると,あと1年の任期の間に,懸案である様々な改革の端緒が,次々に開ける可能性があります。郵政改革を含めて,これらの改革には対抗勢力が存在して改革を阻んでいるわけですが,今の自民党執行部に真っ向から反対することはできないでしょう。
自民党が圧倒的多数となり,どうなることかと思っていたら,今のところは圧倒的多数であることがうまく働いているように思います。自民党自身の意識も,「改革政党」の看板がはげたときの国民の反発と凋落を考えて,驕るどころか危機感をもっているようだし,これまで利益を享受してきた,改革への反抗勢力の反対は封じられたりということが起こっています。
しかし,小泉首相の考えに反対できないという状況になったわけで,小泉首相次第で良くも悪くもなりえます。年金や医療費改革など,誰も手をつけられなかった問題に手をつけて実現できそうになってきた半面,その勢いで十分な議論と時間をかけずに憲法改正や税制改正などに突進してしまったら・・・。心配もありますね。油断は禁物,国民は,注意深く見守っていく必要があります。
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