9月11日の選挙
いま,9月12日の深夜0時。その時点でこのBLOG記事を書いています。
9月11日の総選挙の投票率は,どのくらいになったのでしょうね。
朝10:00頃のことですが,投票所にやってくる人々が「引きもきらず」という感じで,家の近所の投票所は,明らかに例年より投票する人々の姿が多かったです。
さて,20:00からの開票直後から,各報道機関が出口調査の結果を発表し,次々に当確を出していますが,早くも自民党の歴史的大勝を予想していました。
小泉以前の自民党といえば,「年寄り」「現状維持」「古臭い」「守旧派」「田舎」というイメージで,都市部での得票が低く,無党派層が大挙して選挙に出かけた場合,自民党の得票率が下がるというのが当たり前でした。ところが,今回は完全にイメージ(イメージなんですがね)が変わり,自民党こそが改革政党とういうイメージ作りに成功し,自民党以外は「守旧派」で,無党派層がこぞって自民党に投票したということがあったと思います。都市部は常に「守旧派」でなく「改革派」を好みます。今回は,都市部でこそ自民党が大勝したことからも,自民党の「改革派」イメージが浸透したということでしょう。さらに,自民党と公明党がまるで同じ党のように行動し,公明党の組織票が小選挙区では自民党に入った事も,自民の歴史的大勝を生んだ原動力の一つなのでしょう。
自民党の歴史的大勝ですが,テレビに出てくる自民党幹部の顔は,必ずしも明るくないように感じます。予想もしなかった大勝に戸惑っているのか,責任の重大さへのプレッシャーか,来年小泉首相を引き継いだ政権の運営への不安か。とにかく,これまでとは違って,「改革政党」として売り出した自民党が,今後元へ戻ってしまった時の国民の離反は,これまで以上に大きいでしょうから,自民首脳が,将来にわたって党運営,政局運営に不安を感じるのはもっともだとは思います。
<投票に来た人々>
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コメント
これから国の債務を減らしていって欲しいものです。
投稿: ch-uno | 2005/09/12 03:02