スタースイーツ8発売
総合ビジネスソフトであるスタースイーツの最新版,スタースイーツ8が9月30日に発売される事が新聞に載っていました。スタースイーツは,ワープロ,表計算,プレゼンテーション,ドロー,データベース(これは,8になってから新規に加えられたもの)の各機能を備えた,いわゆるOfficeソフトです。Power Pointの入ったMS-Office Standard editionの価格は,5万円くらいすると思いますが,ほぼ同じ機能のスタースイーツ8は3970円。しかもMS-Officeの各ソフトと互換性があります。
実はもっと安いオフィスソフトがあります。Open Officeというソフトは,同じ機能を持っていて,なんとタダ。フリーソフトなのです。ソースコードを公開して開発が進められるオープンソースという理念で作られているソフトです。そして,スタースイーツとOpen Officeは,実は同じもので,Open Officeとして開発が進むと,あるところでスタースイーツとして数千円の低価格で販売されるという関係にあります。このソフト,小さなベンチャー企業により開発が行われているのだろうと思いきや,Open Officeのヘルプ,バージョン情報欄に「この製品は,OpenOffice.orgにもとづき,Sun Microsystems Inc.により開発されました。」と出ているように,Javaの開発元でもあるワークステーションの巨人によって開発が進められています。
機能的にはMS-Officeと遜色ないのですが,ビジネスに使うには,相手先の会社や部門がMS-Officeを使っていると,やはり互換性の面で問題があります。MSと互換性があるといっても,テキストボックスの位置とか,罫線の太さとか,些細な点かもしれませんが,相手の意図したレイアウトとは違ったものを見てしまう危険性があるのです。
オフィスソフトなどというものは,個人でも会社でも,パソコンが備えているべき基本機能ですから,本来最も安価であるべきで,早くOpen Officeのようなソフトが世界標準になり,高価なソフトを買わなくてすむようになってほしいです。
Open Officeは,次のサイトから入手できます。
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