イラク,新憲法国民投票結果
10月15日に,イラクで新憲法案の賛否を問う国民投票が行われ,10月20日にこのBLOGにもその記事を書きましたが,その時点で,投票結果は日本の国政選挙結果のように,てっきり選挙から1~2日で出るものと思っていました。ところが,実際に独立選挙委員会が国民投票の最終結果を発表したのは10月26日でした。
投票の結果は,反対が2/3以上の県は2県にとどまり,78.59%の賛成を得て憲法案は承認されました。
憲法へのイスラム教スンニ派の反対は根強いといわれていおり,20日の記事にも書きましたが,これで国が治まるのか新たな対立が生まれてまたテロが多発するのか,イラクは今後どうなっていくのでしょうか。
しかし,これだけの国際的な関心をもたれるのも,イラクに豊富な石油資源が眠っているからで,資源を持たないアフリカの国々のように,内戦が泥沼化していても,なんら国際的な関心を持たれずに放っておかれるという状態の所もあります。もっとも,独裁制で国内的にはともかく国が治まっていたフセイン政権を英米に攻撃されたのも,石油があったためなんでしょうけれど・・・。
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