静岡のタリウム事件
静岡県の16歳の女子高校生が,母親に毒物であるタリウムを飲ませていた事件は,衝撃的な事件でした。衝撃的な事件ですが,私にとっては,それほど「心配する事件」ではありません。特異な嗜好と性格が起こした事件だと思うからです。
この高校生は,英国で1960~70年代にタリウムなどの劇物を使って,義母や同僚を次々と毒殺したグレアム・ヤングに傾倒していたといわれ,BLOGで母親の衰弱していく様子をレポートしていました。以前猫に毒物を与えて,死亡させたこともあったそうです。
このように特異な嗜好が起こした事件であり,この傾向が同世代などの者に拡がるとは思えないので,とりあえず心配はしていません。
ところで,タリウムという毒薬は,アガサ・クリスティーの長編「蒼ざめた馬」に出てくる毒薬で,その名前は以前から記憶にありました。内容はすっかり忘れてしまいましたが,タリウムの名前と,とっても面白かったことのみ記憶にある長編ミステリーです。
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