高価格カップめん不振
1週間ほど前の日経産業新聞に,200円から300円前後の高価格カップめんの売れ行きが不振だという記事が載っていました。200円以下の低価格商品は好調らしいのですが,高価格のものこそ利益の源であるメーカーは,手を替え品を替え,この高価格商品のてこ入れを行っているようですが,なかなか厳しいようです。
まあ,高価格カップめんというのは,やはり主力にはなりえない運命にあるように思います。そもそも,カップめんというのは,手軽さと低価格が身上で,300円といえば,もう少し出せばラーメン屋に入れるわけで,商品としてはちょっと中途半端なのではないかと思います。高価格品は具にこっているといっても,一口で食べ終わる程度の具ですから,それほどインパクトはありません。一度食べてみれば,もういいかという感じです。あえて自宅でラーメンが食べたければ,カップめんでない,高価格の即席ラーメンというのもあります。それに,低価格カップめんだってそこそこの味で,それほど不満がないということもあるでしょう。私は,いまだに,一番うまいカップめんは,「カップヌードル」だと思っています。
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コメント
200円超のカップラーメンが意外と好きだったりします。
コンビニ向けは1ヶ月もしないうちにどこかメーカーが新製品を出してるし、
具とスープは100円台の量産品と違って、何か違ってるものを使っているし、
具だけをレトルトにしてバランスの悪いものもあるけど、全体的には挑戦的な
内容のカップラーメンも多く、スープに関してはかなりいい味を出してます。
売れなくても新しいものを次々と出すエネルギーは見習うところがあるし、
こうした改良が100円台の製品にも使われて、インスタント業界もまだまだ
未来に向けて前進している各社の最前線が見れるのがいいですね~
投稿: 奥井淳司 | 2005/11/26 22:12
奥野さん,こんにちは。建築問題へのトラックバックに加えて,ラーメン問題へのコメントありがとうございました。
私も,コンビニで新しいカップめんを見つけると,つい買ってしまいます。しかし,一見であることが多い。カップめん自身も,コンビにではすぐ別の新しい商品に差し替えられて,消えてしまいます。200円超の商品は,「カップヌードル」のような100円台のような定番にはなりにくいのでしょうね。200円超の製品は,技術を磨くための製品という意味が確かにありますね。
投稿: Alice堂 | 2005/11/27 03:40