「すきや」,アメリカ牛を使わないことを発表
牛丼チェーン「すきや」を展開しているゼンショーは,現段階ではアメリカ牛のBSEに対するチェック体制を十分信用できないので,牛丼にアメリカ牛を使わないと発表しました。一方,吉野家は,解禁後には積極的にアメリカ牛を使っていく方針です。
「すきや」は,以前からオーストラリア牛を使用した牛丼を復活させていたからこそこんな発表が出来るのでしょうが,アメリカ牛を使わないという店が現れた以上,両方が近所にあったらやっぱり「すきや」に入ってしまいます。
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コメント
Alice堂さん、ご無沙汰しています。
アメリカ産牛肉の輸入再開問題って、おかしいなと思うことばかりです。
賛成派:外圧に耐えられなくなってきた政府、関税収入がほしい農水省、米国産牛肉なしで商品開発できない外食産業や加工業者。
反対派:米国産牛肉と表示しなければならないスーパー等の小売業、米国産牛肉なしで商品開発できた外食産業、大部分の消費者。
困るのは、輸入が再開されれば、アメリカ産牛肉を使ったお店と使わないお店の区別がつかないことです。すきやさんは賢明な選択ですよね。
本当に生後20ヶ月以内限定なら、そんなにリスクはないとはいえ、あれだけ安全議論があった中で、なし崩し的な輸入再開は、どこかカチンときます。
そういえば、ファーストフードの牛丼ってここ10年くらい食べてないです。長々と失礼しました。
投稿: snow_slow_snow | 2005/11/03 13:06
コメントありがとうございました。「NEW LETTER]いつも拝見しています。
外食産業も,アメリカ牛輸入再開の機を捉えて,牛肉の産地で差別化を図ろうというところがこれからも増えるのではないかと思います。
ただ,消費者がアメリカ牛を簡単に受け入れてしまったら,なし崩し的にアメリカ牛が「普通のもの」になっていってしまいます。消費者の行動にかかっています。
投稿: Alice堂 | 2005/11/03 15:00