公立高で成績順にクラス編成
大阪府高槻市の府立槻の木高校が,生徒や担任教諭には知らせずに、一部の管理職だけで入試の成績順に1年生のクラス編成をしていたことが発覚しました。
公立高では,通常,学級ごとの学力差を避ける様に,入試成績の上位から順に各クラスに生徒を振り分けるのが一般的です。それに対してこの高校では,入試成績の上位60人を3学級だけに割り振り、残る180人を、1学級40人になるように全6学級を編成したそうです。
「長年公立校に根付いてきた平等主義を変えないと,生徒,保護者のニーズに沿った教育ができない」という思いからこのような編成を行ったとの事ですが,それは一理あるように思います。公立高で,私立マネをして成績順にクラスを編成する必用があるのかという議論もあると思いますが,すべての公立高でなく,学費の安い公立高で,いくつかの高校がこのようなクラス編成を特色とする学校があってもいいと思います。
実際,私の住む県では,上位の公立高でも国公立大学や上位私立大学に現役で入る割合が少ないといいますが,公立高校では中位,下位の生徒の指導に力をいれるためだと思われます。公立高で,成績順のクラス編成は,確実にニーズがあると思います。
今回は公表せずにクラス編成を行ったわけですが,「この高校はそのようなクラス編成を行います」とアナウンスした上で,生徒募集すべきでなんでしょうがね。
| 固定リンク
« 喪中はがき | トップページ | 今日はクリスマス »
コメント