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2006/01/21

米国産輸入牛肉,再度全面禁輸に

 昨日,1月20日に,成田空港で検疫中の米国産輸入牛肉から,BSE対策で除去が義務付けられている牛の背骨が見つかり,政府は即日米国産牛肉を全面禁輸とすることを決定しました。
 今回の牛肉は,米国の検査官が常駐している米国施設で処理された物で,検査済み証明書が付いていた牛肉だといいます。骨が付いているかいないかは,一目見ただけで分かると思うのですが,いったい何を検査していたんでしょう? アメリカの牛肉検査官は,イーホームズか!
 2003年12月に輸入が停止され,昨年,2005年12月12日から再開された米国産牛肉の輸入は,1ヶ月あまりで再度禁輸措置がとられることとなったわけです。
 まさに「やっぱりね」という感じです。「昨年暮れに輸入を再開した政府への批判が高まるのが必至」などという報道もあって,いかにも新聞や野党の言いそうなことですが,米国の強い圧力の下で輸入解禁した政府も,こんな事態が起こるのを待っていたような節があります。すくなくとも,今回のような米国側の不手際が起これば,すぐさま輸入禁止措置をとるつもりだったようです。今回の禁輸措置が今後どのように推移していくのかは分かりませんが,日本政府がんばれ。

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