秋篠宮妃紀子様,ご懐妊
秋篠宮妃紀子様のご懐妊は,皇室典範改正の国会審議中という,まさに絶妙なタイミングで発表され,今国会中の改正成立も危うくなっています。小泉首相自身も,次第に改正成立慎重論に傾きつつあるようです。そうかと思えば,誕生後では,その子と愛子さまのどちらが天皇にふさわしいかという議論になりかねず,そのような議論を避けるためにも,早急な審議,今国会中の改正是非の結論ずけが必要だという意見も新聞に現れています。
女性天皇の是非をめぐる問題は,紀子さまのご懐妊で世界的にも大きく報道され,王室を持つ英国などでは,国際面1面を全部使って報道されているそうです。
この問題について,昨日親戚の女性から,女性ならでは意見を聞きました。
彼女は,女性皇太子に婿をとるのは困難なのではないかと言います。つまり,なり手がいないのではないかというのです。男性皇太子に嫁を貰う,つまり女性が妃として皇室に入る方が,男性が婿として皇室に入るより本人の抵抗が少ないであろうということです。従って,必然的に女性天皇は独身になりやすく,その直系天皇はそこで終わり,別の系統,つまり兄弟などの系統に移っていくことになるわけです。そもそも今回の皇室典範改正は,将来にわたって皇室をつなげていくための改正ですから,女性皇族が皇位継承権第一位や第二位にいたのでは婿が迎えられず,将来に皇室をつなげていくことにはならないのではないかというのです。また,女性天皇の婿は,皇室の中から選ぶことにすべきという意見がありますが,彼女は,そんなルールを決めなくても,必然的にそうなるだろうといいます。外部から皇室に婿に入ろうという人を探すのが困難だからです。彼女の考えでは,天皇は,なるべく男系でつないでいって,皇室を絶やさないために,どうしても男性後継者がいないときに女性を天皇に立てる,つまり,現在でいえば,いきなり愛子さまを継承権第二位にするのではなく,あくまでも秋篠宮さまが第二位,その他男性皇族の方々がそれに続き,愛子さまがその次という具合にしたらどうかという考えです。そもそも今回の皇室典範改正が,前にも言ったように,伝統ある皇室を未来につなげていくために女性天皇も認めようという考えが基本になっているわけですから,彼女が言うのも確かに一つの方法かもしれません。
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