マイクロソフトのウルトラモバイルPC
マイクロソフトが,3月9日に,ウィンドウズXPを搭載した小型の「ウルトラモバイルPC」を発表しました。
7インチの画面に,キーボードが表示され,指やペンで触れて操作するとの事です。マイクを内蔵し,無線ネット接続でIP電話にもなるし,当然音楽再生も出来るので,デジタル音楽プレーヤーとしても使えるとの事。
実物を触ったこともないのになんですが,小さいモーバイルパソコンの需要というのも一定の割合であるとは思うものの,どうも中途半端のように感じるんですよね。
携行するのに,軽く小さければ小さいほどありがたいのはもちろんですが,ビジネスマンはA4サイズの物が入るかばんを持っているのが普通だと思います。その中に入るA4サイズの薄いノートパソコンというのが,携帯にもそれほど苦にならず,使い勝手がいいと思います。ワードくらいならともかく,あっちこっちのセルを一覧することの多いエクセルなどでは,やはり画面はA4パソコン程度は必要でしょう。小さな画面を動かして見るのは,ちょっとつらい。それと入力。やはり慣れたキー入力が欲しい。今回のウルトラモバイルPCも,慣れれば問題ないのかもしれませんが,オフィスで使うパソコンのキー入力とモバイルPCの特殊な入力の両方を慣れなければならないというのも苦労です。
もっともっと小さいのなら,パソコン機能が付いた携帯電話ということで,それはそれで使い道があると思いますが,そんな大きさではありません。パソコン機能が付いた携帯電話とか,パソコン機能が付いたデジタル音楽プレーやと言うには,パソコン部分が大きすぎます。やはりこれはパソコンですね。
ただ,一つウルトラモバイルPCでいいと思うのは,値段です。報道によると10万円程度だそうです。薄いA4ノートパソコンは,特殊なタイプになるので,とっても高価です。
私の個人的な意見では,平面寸法はA4のままでいいから,もっともっと薄く軽いノートパソコンを開発して欲しいと思います。それに,お値段の方もね。
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