ちょっといいものを
これまで10年くらい使っていた床の掃除道具,クイックルワイーパーの裏のゴムがぼろぼろになり,掃除するたびにそのゴムがちぎれて,かえって床がゴミだらけになるので,新しいものを買いました。前のものは,花王の純正品でしたが,今度のは,近所のホームセンターで買ったノーブランドといってもいい安い製品です。安かったんですが,ステンレス製の柄が付いているし,結構立派に見えました。掃除道具としての性能は,ほとんどヘッドに巻く紙によると思われ,以前の純正のものとそれほど違いがあるわけではありません。
ところが,使った時の質感というか,使い心地というか,それが安っぽいんですね。ヘッドの裏のクッション材質の違いによるものと思われますが,純正品の,床に吸い付くような使い心地に対して,今度のものはザーザーと床をこするような感じがします。
話は変わりますが,先日うちに遊びに来た知人が,うちのノートパソコンを使って,「ファンの音が静かでいいね」といっていました。友人は,2年前位に台湾製の安いノートパソコンを買ったそうですが,ファンの音がうるさくて,とてもそのパソコンで音楽を聞く気になれないそうです。うちのパソコンは,5年ほど前のダイナブックです。CPUはインテルの製だし,その他の部品も台湾製とほとんど変わりはないと思いますが(組み立ては国内でないかもしれないし),ちょっとした使い心地には差があるようです。
このように,純正品,国内メーカー製品は高いのですが,それなりに「使い心地」に差があることが多いように思います。これまで景気が悪く,デフレ傾向の経済で,使い心地を楽しむという事より「安いのがいい」という基準で製品を選んでいたのですが,これからは使い心地にこだわって,「ちょっといいものを」という購買傾向になっていくかもしれません。というより,購買傾向が「安いもの」と「ちょっといいもの」の2局化するということでしょうか。そうなってくると,国産品の復権ということかもしれません。
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